2021年8月25日
コロナ禍で世界1億4000万人の子どもの「初登校日」が延期=ユニセフ分析=
日本ユニセフ協会は24日、新型コロナの影響で、世界1億4000万人(推定)の子どもたちの「初登校日」が延期されていることが、ユニセフ(国連児童基金)の調査・分析で分かったと発表した。
このうち推定800万人の生徒たちは、新型コロナのパンデミックで学校が閉鎖されている地域に住んでおり、初めての対面授業の日を1年以上待っているという。
2020年は、世界中で学校が完全に閉鎖され、平均授業日数は79日だった。しかし、1億6800万人の生徒たちにとっては、パンデミックが始まってからほぼ1年間、学校が閉鎖されたことになる。
現在も、多くの子どもたちが、前例のない2年目の教育の中断に直面。学校閉鎖に伴う学習損失、精神的苦痛、ワクチンの未接種、さらに中途退学、児童労働、児童婚などのリスクの高まりは、多くの子どもたち、特に重要な発達段階にある年少の生徒たちに影響を及ぼす。
世界の国々で遠隔学習を提供するための行動が取られているが、少なくとも小学生の29%には届いていないという。
この背景には、遠隔学習のための機器がないことに加え、技術を使うための支援がない、学習環境が整っていない、家事をしなければならない、働かなければならないなどの理由で、最年少の子どもたちが参加できないことがある。
また、世界銀行は、緩和措置を講じなければ、この世代全体の収入は長期的に10兆米ドルも失われると推定している。
既存のエビデンスによると、教育格差に対処するためのコストは、早期に取り組むほど低く、効果的で、教育への投資が経済の回復、成長、繁栄を支えることが判明している。
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