2021年9月28日
Libry、デジタル教材&1人1台端末を活用した教育的効果を都内の高校で検証
Libryは27日、東京・豊島区の十文字中学・高校で実施した、デジタル学習教材と1人1台のICT端末を活用した教育効果の検証結果をまとめ発表した。
同校では、文部科学省の「GIGAスクール構想」にさきがけ、2019年から、高校1年生からタブレット型パソコンを1人1台導入。また、希望者には、同社のデジタル教材プラットフォーム「リブリー」を導入。2020年からは数学の授業で活用している。
今回の検証は、同校の高校1年生の数学について、全国模試の毎年1月の結果をデータソースにして、2018年〜2020年の3年間を比較した。
それによると、タブレット型パソコンとリブリーを活用した生徒の全国模試の結果S〜D(各ランク3段階設定、15段階評価)の中で、「A2」(難関大可能レベル)が減り、「S3」(難関大レベル)と「A1」(難関大可能レベル)の生徒割合が増加。
また、「B2」「B3」(国公立大・中堅私立大可能レベル)の生徒割合が減り、「A3」(国公立大・中堅私立大レベル)、「B1」(国公立大・中堅私立大可能レベル)が増加した。
さらに、リブリー導入後の効果として、リブリーは「学習履歴」を蓄積し、生徒の学習状況や理解度に合わせた学習をサポートすることから、これまでは難しいと感じていた一人ひとりの理解状況に合わせた学習に生徒自身で取り組めるようになった。
また、教員の業務負担を軽減でき、その結果、空いた時間を生徒の個別指導に充てられるようになったほか、これまであまり活用されていなかった問題集を有効に活用でき、効率的な学習も実現できた。
リブリーは、デジタル教材とAIドリルの特性を併せ持つ、デジタル教材プラットフォーム。現在、14社の出版社、260冊以上のデジタル教材に対応。1つの端末で複数の教材や問題集を管理できるほか、学習履歴に基づいた「類似問題」機能などで、生徒一人ひとりの学習状況や理解度に合わせた個別最適化学習を実現する。
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