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2021年10月6日
NTT西×大日本印刷×NTT東、教育分野で新会社NTT EDXを設立
西日本電信電話(NTT西日本)、大日本印刷、東日本電信電話(NTT東日本)の3社が5日、教育分野における新会社NTT EDX(エディックス)の設立を発表した。名称のEDXは、EducationとDX(Digital Transformation)を掛け合わせた造語。
これまでNTT西日本と大日本印刷は、教育のデジタル化の普及・拡大に向けて協業を進め、教育ICTプラットフォームの構築と、電子教科書・教材の提供を⼀部の大学へ実施。さらに、全国への本格展開を目的として、NTT東日本が新たに参画し協業体制を強化してきた。
NTT EDXの代表取締役社⻑には、NTT西日本から金山直博氏が就任する。
NTT EDXは、電子教科書・教材の配信を中心に大学等の高等教育機関や出版社等に向けてサービスを展開する。具体的には、電子教科書・教材配信サービス、また、主に出版社に向けた電子教科書の取次・流通の支援。さらに、高等教育機関に向けたオリジナル教材の開発、学習データの利活用サービスなどを行う。
これにより、学生にとっては、学びたい学習に合致した履修登録、電子教科書のオンライン講義や即時利用、シームレスな学習環境など学習のしやすさやが、また教員にとっては、学習効果の高い教科書・教材の準備、定量化された学習データを活用することによる個別化した学習指導の実現などが期待できる。出版業界へは、オンライン営業やデータに基づいたマーケティングの実現、教科書・教材情報の一元化、取次業務のワンストップ化、全国の教員へのオンライン営業、ログデータを活用したコンテンツ改善の実現などのメリットが想定される。
同社によると、高等教育機関向けの教科書市場は、プラットフォームなど関連市場も含めると500億円規模の流通量があると試算しており、さらに、教科書事業から派生する各種サービスにはより多くのニーズがあると想定。その中で高等教育機関の持つ課題に応えるためにも、中期的には100億円超程度の流通を支えていきたいと考えを示した。
今後は、最初のステップとして、電子教科書・教材配信サービスを軸に高等教育機関におけるオンラインやリモート環境の構築、次にオリジナル教材開発の支援や学習データの利活用サービスの展開。その後、大学卒業後の社会人などのリカレント教育分野への事業展開を目指すという。金山氏は、「学生の利便性を上げていきたい。ICTで教育の課題解決をしたい」と述べた。
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