2021年10月11日
新入社員の5割がオンラインOJTの研修効果を「実感せず」=ユームテクノロジー調べ=
ユームテクノロジージャパンは、オンラインで「OJT」(On the Job Training)を受けた経験がある、2021年卒業の新入社員109人を対象に実施した、「新入社員のオンラインOJTに関する意識調査」の結果をまとめ、10月8日に発表した。

それによると、「OJT」をオンラインで受けている中で、難しさを感じることがあるかと質問したところ、「かなりある」18.3%、「ややある」51.4%、「あまりない」23.9%、「全くない」0.9%、「分からない」5.5%という結果だった。

「難しさを感じる」理由を聞いたところ、「質問などのコミュニケーションが取りづらい」68.4%、「OJTに対して受動的になりやすい」51.3%、「オンラインだと現場感があまり伝わってこない」47.4%、「OJTで学んだことの体系化が難しい」28.9%、「研修で学んだことの活かし方が分からない」25.0%という回答だった。
このほか、自由回答で、「会社内での人間関係が築きづらい」、「オンラインだと集中できない」など37の回答が寄せられた。
「OJT」をオンラインで受けてみて、十分な研修効果を感じているかを聞いたところ、「全く感じていない」5.5%、「あまり感じていない」44.0%、「やや感じている」47.7%、「かなり感じている」2.8%との回答で、約半数(49.5%)がオンラインOJTの研修効果を「実感していない」ことが判明した。
OJTの研修効果を「感じない」理由を聞いたところ、「学んだことが定着しているか分からないから」68.5%、「OJTで学んだことを実践できる場面が少ないから」40.7%、「学びを体系的に整理できていないから」31.5%、「学んだ内容に対して、不安点・疑問点が残っているから」29.6%、「そもそもOJTでの学びが薄かった・少なかった」18.5%という回答だった。
このほか、自由回答で、「実際の現場のイメージが持てない」、「実際に体験しないと何も得られない」など19の回答が寄せられた。
この調査は、オンラインでOJTを受けた経験がある、2021年卒業の新入社員を対象に、9月28日〜30日にかけて、インターネットで実施。有効回答は109人。
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