2022年1月6日
大企業経営者の97.7%が「学習する組織」の必要性を実感=ユームテクノロジー調べ=
ユームテクノロジージャパンは5日、大企業(従業員数500人以上)の経営者・役員103人を対象に実施した、「経営者の『学習する組織(Learning Organization)』に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「『学習する組織』という概念を知っているか」と質問したところ、「知っている」が42.7%、「知らない」が57.3%だった。
「自社で『学習する組織』が構築できていると思うか」を聞いたところ、「ややそう思う」が38.6%、「かなりそう思う」が18.2%で、「全くそう思わない」は9.1%、「あまりそう思わない」は34.1%だった。
自社で「学習する組織」が実現できていないと思う理由を尋ねたところ、「現場での智慧が共有できる状態になっていない」、「社内にナレッジが蓄積されていない」、「イノベーションが生まれていない」がそれぞれ42.1%、「インプットはあるが、学びの内容が定着していない」が26.3%、「個人としてヴィジョンを持ち主体的に学ぶ人が少ない」が26.3%だった。
これ以外にも、 「会社に対するエンゲージメントが高くないため」「余裕がない」など15の自由回答が寄せられた。
「自社で『学習する組織』を構築することが重要だと思うか」と質問したところ、「かなりそう思う」が70.4%、「ややそう思う」が27.3%で、大企業経営者の97.7%が「学習する組織」の必要性を実感していることが分かった。
「学習する組織」の構築が重要だと思う理由を聞いたところ、「イノベーションを生み出すため」が74.4%、「変化に強い組織づくりをするため」が58.1%、「従業員のエンゲージメントを高めるため」が41.9%という回答になった。
これ以外にも、「自ら考え行動する社員を育成するため」「環境変化への対応力強化のためには、組織の学習力向上が必須」など34の自由回答が寄せられた。
この調査は、大企業(従業員数500人以上)の経営者・役員を対象に、2021年12月3日〜5日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は103人。
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