2021年10月28日
重いランドセルで小学生の3人に1人が「ランドセル症候群」=フットマーク調べ=
フットマークは27日、通学にランドセルを利用している小学1~3年生とその保護者1200人を対象に実施した、「ランドセルの重さに関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、小学生1~3年生の90.5%が「ランドセルが重い」と感じていると回答。保護者の85.8%も「子どもにとってランドセルが重すぎるのではないか」と感じていることが分かった。
ランドセルの重さは平均3.97kgで、3Kg以上ある割合は65.8%。かなり多くの小学生が重いランドセルで通学していることが判明した。
ランドセルが重たいと感じている小学生の中で、2.7人に1人が重い荷物を背負うことが億劫で「登校を嫌がった経験がある」と回答。更に3.1人に1人が通学時に肩や腰・背中など身体の痛みを訴えたことがあることも判明した。
また、46.8%の小学生が「学校で置き勉が禁止されている」と回答。ランドセルだけでなく、副教材などをサブバックで持って登校する割合も92.0%と、かなり多くの荷物を持って登校していることが明らかになった。
長年ランドセルの重さと児童への影響を研究している「たかの整形外科」の髙野勇人院長は、「アメリカの研究では、背負う荷物の重さは一般的に体重の10%が望ましいという研究結果が出ている。小学1~3年生の平均体重は約25kgなので、身体の10%以下と考えると、約2.5kg以下が適切な重さだと言える」とコメント。
更に今回の調査結果から、重すぎるランドセルが原因で通学を嫌がった経験や身体に痛みを訴えた経験がある小学生が一定数いることが判明。
特に通学を嫌がったことがある児童は2.7人に1人おり、大正大学の白土健教授は、「この結果からも小学生の約3人に1人が既に“ランドセル症候群”に陥っていると言えるのではないか」と専門家の視点から見解を述べている。
「ランドセル症候群」は、自分の身体に合わない重さや大きさのランドセルを背負ったまま長時間通学することによるココロとカラダの不調を表す言葉。
具体的には、小さな体で3kg以上の重さがある通学カバンを背負いながら通学することによる筋肉痛や肩こり、腰痛などの身体異常だけではなく、通学自体が憂鬱に感じるなど気持ちの面にまで影響を及ぼす状態をいう。
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