2021年11月26日
習い事の費⽤、半数以上の親が「昨年より増えた」と回答 =朝日放送TV調べ=
朝日放送TVとエー・ビー・シー開発が共同で運営する暮らし動画メディア「Onnela(オンネラ)」の「オンネラおうちラボ」は25日、⼩学⽣までの⼦どもを持つ親231人を対象に実施した、「⼦どもの習い事に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「⼦どもにどんな習い事をさせているか」を聞いたところ、「⽔泳」が41.7%で最も多く、以下、「通信教育」21.7%、「英会話」19.6%、「学習塾」「体操・リトミック」17.4%、「楽器・音楽教室」15.2%などが続いた。通信教育や学習塾など学習系と、⽔泳・体操など運動系(基礎体⼒系)が上位を占めた。
1⼈当たりの習い事の費⽤(1カ⽉あたり)を聞いたところ、「5000〜1万円未満」が39.1%で最も多く、次いで「1万〜1万5000円未満」26.1%。「1万円以上」の⼈が約半数(46%)を占めており、平均⾦額は1万2174円だった。
昨年と⽐べると、習い事の費⽤が「増えた」⼈が43.5%と最も多く、「やや増えた」10.9%と合わせると半数以上の親が「昨年より費用が増えた」と回答している。
コロナの影響で⼦どもの成⻑に合わせた教育熱が上回った、もしくは、コロナ禍だからこそ「⼦どもの居場所作り」や 、持て余した時間を当てるために習い事をさせたい保護者が増えたともいえそうだ。家庭における習い事需要は増加傾向にあることがうかがえる。
習い事についての悩みや困りごとを聞いたところ、「送迎の⼤変さ」52.2%が最も多く、以下、「費⽤の⾼さ」45.7%、「準備やサポートの⼤変さ」34.8%、「子どもが自由に使える時間が少ない」23.9%、「いつまで続ければいいのか分からない」19.6%など。
習い事をさせて良かったこと、嬉しかったことを聞いたところ、「体⼒や運動能⼒の向上」60.9%がダントツで多く、以下、「⾃信をつけたこと」39.1%、「学校以外の友達が増えたこと」30.4%、「社会性や協調性の向上」26.1%、「思考力や計算力の向上」23.9%など。
今後習わせたい習い事としては、「英会話」37%が最も多く、次いで「楽器、⾳楽教室」26.1%、「⽔泳」23.9%、「プログラミング」「ダンス」21.7%、「そろばん」19.6%などが続いた。⼦どもの将来に役⽴つ習い事や情操教育によい習い事が上位を占めた。
また、習い事の選び⽅の意識について聞いたところ、「⼦どもの個性にあった」「⼦どもがやりたがる」「⼦どもの成⻑や将来に役⽴つ」習いごとを選びたい⼈がほとんど。
「親が習ってよかった」「評判のいい」習いごとを選ぶ傾向もうかがえたが、⼀⽅で、「兄弟や友達が習っている習い事を選びたい」「オンラインでもできる習い事を選びたい」は習い事選びでは優先度は低めだった。
この調査は、⼩学⽣までの⼦どもを持つ全国の親を対象に、8月7日~11日にかけて実施。有効サンプル数は231人。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)