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2021年12月13日
フラー、広島県と共同開催した「完全オンラインによる長期インターンシップ」の結果公表
フラーは、広島県と共同で開催した、約半年間の「完全オンラインによる長期インターンシップ」の結果を、10日に公表した。
同インターンシップは、コロナで変わってしまった暮らしをより良くするためのデジタルプロダクトを企画・開発し、実証実験まで行う広島県主催の「D-EGGSプロジェクト」(D-EGGS)の高専生特別枠として設けられた。
インターンシップは、3月9日〜8月28日にかけて、D-EGGSの母体「ひろしまサンドボックス」と連携して、オンラインで実施。エンジニア・ディレクターとして全国各地から高専生が9人、デザイナーとして地元広島の大学生3人が参加した。
合計12人の学生メンバーは3チームに分かれ、メンターとなる同社社員の指導のもと、約半年間にわたって、それぞれ独自のアプリの企画・開発を手がけた。
同インターンシップでは、①学生ならではの柔軟な発想(従来の常識やビジネスの枠組みに囚われない、自由なアイデア・企画)②D-EGGSプロジェクト全体の活性化(学生たちの活発な活動が、D-EGGS PROJECTに参加しているメンバーに刺激を与える)③ビジネスの卵の創生(インターンシップを通じて、学生が自身の手でプロダクトやビジネスを生み出すことに興味・関心を持つ)の3点についての役割が期待されていた。
インターンシップに集まった学生のほとんどは、アプリ開発未経験者。企画フェーズでは、普段自分たちがどのようにアプリを選んでいるか・魅力を感じているかなど、身近なところから考えを深めていった。
その後の学習フェーズでは、メンターの出した課題をこなしながら、プログラミングの基礎や、x-code・GitHubといった開発に必要なツールの使い方を習得。開発したアプリを実際にテストモニターに使用してもらい、ユーザーインタビューやアンケートを通して自分たちの仮説通りにアプリが使われたかどうかを検証した。
今回、インターンシップは募集期間から最終成果発表会まで全て完全オンラインで実施。3月と5月に実施した集中ワークショップや、学習フェーズでのオンライン授業では、zoomを活用。特に学習フェーズでは、サポートが必要な学生メンバーにメンターが個別にフォローにあたるなど、指導が行き渡るよう配慮した。
開発フェーズでは、GitHubを活用したコードレビューやペアプログラミング・ペアデザインを実施。まずは学生自身の手による開発を促しつつ、途中でつまずいてモチベーションを失わないようサポート体制の充実を図った。
さらに、授業や部活動・就活などで忙しい学生メンバーが時間を気にせず自習しやすいように、オンラインコミュニケーションツール「Slack」を導入。学生メンバーが気楽に書き込めるようカジュアルな雰囲気作りをメンター全員が心がけた。
その結果、学習や開発をスムーズに進めることができ、気になった点の質疑応答が活発になっただけでなく、学生メンバーやメンター間での雑談も行われるようになり、チームビルディングに大きく貢献した。
インターンシップの成果としては、3チームがそれぞれ企画・仕様策定したアプリを、メンターの指導のもと学生メンバーもプログラミングし、実際にスマホにインストール・利用できる状態まで完成させた。
インターンシップ後に実施した学生メンバーへのアンケートでは、全員が「大変満足できた」と回答。 また、「今後同じようなインターンシップがあった場合は、後輩や友人にぜひ勧めたい」とこちらもほぼ全員が回答したという。
【インターンシップの概要】
実施期間:3月9日〜8月28日
実施方法:オンライン(Web会議サービスzoom、チームコミュニケーションツールSlackを利用)
主なプログラム:①企画フェーズ、②学習フェーズ、③開発フェーズ
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