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2021年12月23日

スマートニュース、メディアリテラシーの授業実践例を新たに5本公開

スマートニュースのシンクタンク「スマートニュース メディア研究所」は22日、全国の小中高や大学の教員を対象に、メディアリテラシー教育の授業実践例を、同研究所のウェブサイトで新たに5本公開した。


同授業実践例は、すでに公開している5本と合わせ合計10本を無償でダウンロードできる。

同研究所は、全国の教員が学校の授業で使えたり、参考資料にできることを目指し、今年7月にワークシートなども含む授業実践例を5本公開。教員を中心に、これまでに800件以上のダウンロードがあった。

新たに公開した授業実践例の概要

①「大人たちと本への興味を同時にかきたてる図書館での出前講座〜学校を社会に開かれたものに〜」
実施学年:中学1年~3年生
対象(実施可能)学年:小学生、中学生、高校生
実践者:足立区立第一中学校 穐田剛(あきたたけし)教諭
授業の趣旨:学校の図書館に、様々な分野で活躍している社会人を招き、講演とともに、おすすめの本を紹介。生徒たちが本や多様なメディアに触れる機会が増え、結果的に、本の貸し出し数も目に見えて増えた。学校と社会をつなぐ実践
②「国語科教科書を批判的(クリティカル) に読む~国際バカロレア教育の手法を使って~」
対象(実施可能)学年:高校1年~3年生
科目:国語
実践者:灘中学校・灘高校 井上志音教諭
授業の趣旨:国語教科書に掲載されている評論文と、同じ著者の別の評論文を取り上げ、書かれている内容の比較を行いつつ、著者の主張の妥当性について考える。また、イデオロギーについて、議論の前提も含めて問い直すことで、クリティカル・シンキング(批判的思考)の力を身に付けていく。メディアリテラシー教育で重視されている点と共通する部分が多い国際バカロレア(IB)教育の手法を取り入れた授業
③「報道における情報元の評価A NICE source analysis~白雪姫暗殺未遂事件~」
対象(実施可能)学年:高校生、大学生
科目:国語、公民など
実践者:香港大学ジャーナリズム・メディア研究センター鍛治本正人氏
授業の趣旨:「白雪姫」の童話を題材に、「白雪姫暗殺未遂事件」がニュースとして報道されるという設定を作る。白雪姫や鏡といった童話に出てくるキャラクターだけでなく、捜査関係者や専門家などの情報の出所を作り、生徒たちがロールプレイを行いながら、情報元によってニュースの印象がどのように変わるかなどを体感する授業
④「“教科書”もメディア? 理想の教科書を考える」
対象(実施可能)学年:中学生、高校生
科目:社会、地歴公民
実践者:国際基督教大学高校 鵜飼力也教諭
授業の趣旨:日本の教科書がどう作られているか、理想の教科書とはどういうものなのかを考える。生徒たちが暗記に使うことも多い教科書は、国や時代によって大きく変わりうる、1つの「メディア」であることを意識するための授業
⑤「〜擬似SNSでシェアしてみよう!〜ソーシャルメディアでの情報受発信を考えるオンラインゲーム教材」
対象(実施可能)学年:高校生、大学生
科目:国語、情報、総合的な探求の時間
実践者:スマートニュースメディア研究所 宮崎洋子氏、長澤江美氏
授業の趣旨:SMRIが開発した「擬似SNS」シミュレーション・ゲームを利用。生徒たちは、ゲームの中で流れてくる個々の投稿(虚偽情報を含む)について、フェイクニュースかどうかを見分けながら、投稿をシェアするか否かを判断し、フォロワーを増やすことを目指す。日ごろの情報の受け取り方や発信の仕方について振り返りながら、情報をシェアする判断基準やデジタルメディアの特性について考える

メディアリテラシー教育 授業実践例

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「スマートニュースメディア研究所」

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