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2021年12月27日

将来なりたい職業や夢がある子ども、コロナ前より3割増え全体の8割以上に=やる気スイッチ調べ=

やる気スイッチグループは、未就学児~高校3年生までの生徒580人とその保護者を対象に実施した、「将来なりたい職業や将来の夢に関するアンケート調査」の結果をまとめ、24日に発表した。

それによると、子ども全体の8割以上(83.4%)が「将来なりたい職業や将来の夢がある」と回答した。

内訳は、未就学児が66.0%、小学生72.8%、中学生52.4%、高校生75.6%で、中学生になるといったん減り、高校生になると上がる傾向が見られた。学年別に見ると、高校3年生(90.0%)、小学2年生(83.8%)、小学4年生(75.0%)の順。

また、新型コロナ拡大前と比べると、具体的に「将来なりたい職業や将来の夢がある」と回答した子ども(49.9%→83.4%に増加)、「将来なりたい職業や将来の夢がない」と回答した子ども(48.8%→12.9%に減少)は、ともに3割以上差があることが分かった。

具体的になりたい職業は多岐にわたるものの、最も多かったは医者や看護師、薬剤師などの医療従事者(96人)で、次いで教師や保育士などの教育関連(46人)、消防士や自衛官などの保安職(43人)、ミュージシャンなどエンターテインメント系(31人)だった。

将来なりたい職業のきっかけを尋ねたところ、YouTubeなど動画・写真投稿サイト(103人)が最も多く、次いでアニメ、映画、ドラマ、小説の影響(97人)、TV番組やニュース番組の影響(91人)という結果だった。

全体的に見ると、「家族の影響」「褒められた」「1位になった」などのリアルに体験したものごと(35.5%)より、動画や本、インターネットの情報の影響(44.6%)が大きかったが、年齢が上がるに従って、リアルな経験がきっかけになる割合が増えている。

子どもが将来なりたい職業や将来の夢を把握している親は約6割(63.8%)で、学年別に見ると、把握率が最も高いのは高校3年生(90.0%)、次いで小学2年生(83.3%)で、最も低いのは中学2年生(46.6%)だった。

特に中学1年生から高校1年生にかけて低く、高校2年生以降は将来なりたい職業や将来の夢について、子どもも保護者も具体的に回答する割合が増えている。

また、子どもの自己肯定感に関して、「今、何か熱中しているものはあるか」を聞いたところ、7割以上(76.4%)が「ある」と回答。ただし、23.6%の子どもは今熱中しているものが「ない・分からない」状況。

また、同じ質問に対して保護者は92.6%が「ある」と回答しており、保護者側からの見え方と子ども自身の実感には相違が見られる。

次に、「友達に負けないところはあるか?それはどんなことか」を聞いたところ、約半数(49.8%)が具体的な内容を回答。ただし年代別に見ると、未就学児(53.8%)・小学生(62.1%)・中学生(39.0%)・高校生(35.9%)と、中学生以降は下降している。

「自分のここが好き」という質問に対しては、全体の7割以上(77.8%)が具体的な内容を回答。「自分のここが好き」と説明できる割合は7割以上と高いものの、約2割(22.2%)が「無回答」だった。

保護者に、「子どもの自己肯定感を育むために実践していることはあるか」と聞いたところ、全体の94.7%が実践している内容を回答。

多かった回答は、「子どもの話をよく聞くようにしている」(60.2%)、「褒めることを心がけている」(59.0%)、「子どもの意見を尊重するようにしている」(49.1%)だった。

この調査は、未就学児~高校3年生までの生徒580人とその保護者を対象に、11月26日~28日にかけて、インターネットで実施した。

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調査結果の詳細

やる気スイッチグループ

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株式会社TENTO

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