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2022年1月11日
ポラリス、独自の問題解決サイクル「FISE」を用いた新カリキュラムへアップデート
ポラリスは6日、受験勉強に特化した独自の問題解決サイクル「FISE」を用いた新カリキュラムへ完全アップデートしたと発表した。
FISEサイクルとは、Fact finding(事実把握)、Issue(問題特定)、Solution(解決策)、Execution(遂行)の頭文字をとってFISE(ファイズ)。
現役の高校生に近しい立場で同じ経験をしつつ、成功失敗の知見がある選抜された講師が勉強のアドバイスをする。それと共に、生徒がどこでつまづいているのか?を事実把握し、その子にとっての問題を特定し、毎週毎週改善を繰り返すことで自習力の向上を図る。
また、受験時代は周りと比較したり、努力してもしても成績が上がらない時期があって、精神的に参ってしまう傾向がある。
事実を把握し、適切な問い(問題)を特定し、前だけ向いて行動し続ける(思い悩むと行動が止まる)この思考をインストールすることこそが成績向上の近道だとして、FISEサイクルは開発されたという。
F・I・S・E 各ステップの解説
F:Fact Finding(事実把握)
問題を特定するためにはまず客観的に何が起きているのか?の事実を把握する必要がある。
把握する観点は「量」「質」「思考」
量→何をどれくらい勉強しているのか?
質→どんな内容で勉強しているのか?勉強内容を事細かに把握する。
思考→勉強する時に何を考えて、どのように取り組んでいるのか?
注意点として、質と量をファクト(事実ベース)で引き出すことが挙げられる。その人の感覚を信用せず、客観性のあるファクトを把握する。「これが苦手だ」「~は難しい」「〜なんて無理だ」「〜だから〜で」という解釈をあたかも事実かのように扱う人がいるが、そこを事実に変換し、事実のみに着目するのがこのFact finding。
I:Issue(問題特定)
ファクトが集まると何が本当の問題なのか?が見えてくる。「何が問題だと思う?」と生徒に聞き、講師側の観点で明らかに「これが問題」というものがあればここで講師側の問題意識も共有する。
問題を特定したら、目標を設定する。現状の問題と目指すべき目標を明確にし、そのギャップの共通認識をとる。
S:Solution(解決策)
問題を特定したら、解決策として何が考えられるのか?のアイデアを出す。この時のポイントはアイデアを出すこととアイデアを選ぶことを別々に行うこと。ふざけたアイデアでも実現可能性がなくてもいいのでとにかく出す。だし続けると量が質に転化する。出し切った後に、出たアイデアの中から解決策を選ぶ。
E:Execution(遂行)
やることを決めたら、あとは遂行できるか?が重要。どんな素晴らしいアイデアも少しやってうまくいかなかったからといって辞めていては、いつまでたっても上手くいかない。だから「行動」ではなく「遂行」が4段階目。
・いつからやるか?
・どうやってやるか?
・どれくらいやるか?
・うまくいかない理由は何か?→それをどうやって潰すか?
・やり切る仕組みは何か?(ラインでのフォロー、他者の巻き込み、信賞必罰の仕組みなど)
これらを明確に決め、遂行に移すことで大幅な学力UPを実現するという。
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