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2022年3月28日
太陽工業、「膜」を題材にした探究型授教材を経産省「STEAMライブラリー」に提供
大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業は24日、経済産業省が進める「未来の教室」実証事業として誕生した「STEAM ライブラリー Ver.2」に、独自の動画教材を制作し、3月のリニューアルオープンで公開したと発表した。
現在の日本では、社会の変化を捉えて、次代を豊かに生きる力を育む教育への進化を目指した改革が急速 に推進されている。小中学校への導入に続き、2022年度には高等学校でも新しい学習指導要領が導入され、「総合探究、理数探究、公共」など「主体的、対話的な探究型教科」も追加されている。経済産業省が展開する「STEAM ライブラリー」は、子どもたちが自身のワクワクを起点に主体的に学ぶことを支援するデジタルコンテンツ集。自らの力で次の社会を切り拓いていく資質、能力を育む教育の実現を目的に、同省が文科省と連携して推進している「未来の教室」の実証事業の一環として位置付けられている。
今回、同社ではこの実証事業に賛同し、「常識を覆す、膜の力」をテーマとした6つの動画エピソードによる新コンテンツを、同社ならびに凸版印刷、SPACEと共同制作した。 学校教育に「膜」を題材とした教材が整備されるのは今回が初で、柔らかい、覆う、包む、軽い、光を通すという 5 つの特徴を活かし、膜が建築、医療、産業の幅広い分野で、人々の暮らしや地球環境の保全に役立てられている実態を学ぶことができる。さらには、子どもたちが、「膜」を活用した社会課題解決のアイディアを考案することを通して、発想力を伸ばすことも期待している。
同社は、人々の可能性を拡張する空間や場の提供を通して、活力溢れる社会の実現を目指す「膜構造のリーディングカンパニー」。軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも製品を展開している。特に近年では、日常化する自然災害や新型コロナ 下でも、安心安全を確保し人間らしい生活できるようにと開発された、防災・医療用テントやお見舞い用防護スーツでも社会の注目を集めている。
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