2022年4月26日
モノグサ、学習プラットフォーム「Monoxer」が中野第1小学校に導入
モノグサは25日、同社の学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、東京・中野区立「中野第1小学校」に、4月から導入されたと発表した。
同小では国語、算数、社会、理科、英語の5教科でMonoxerを活用。これまで、宿題では教諭が紙のプリントを出して、児童は間違えた部分を反復して書いて憶えるという指導をしていたが、今後は、反復学習による記憶定着が必要な事項に関しては、紙のプリントからMonoxerに置き換える。
Monoxerを活用することで、児童一人ひとりの記憶状態に応じて最適な反復学習ができるようになる。Monoxerの学習で可視化された結果を保護者と連携して、児童のモチベーションを高める声掛けを各家庭と協同で行っていく。
これによって、同小では、これまで授業時間に使っていた記憶に係る時間を減らし、「考える」「話し合う」「伝え合う」「活用する」などの時間を増やしていく。
そして基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るとともに、言語活動や課題解決学習、体験的な学習の充実で思考力・判断力・表現力などを育成。2022年度は全教職員で、1人1台タブレットとMonoxerの活用による授業改善・授業改革の研究に取り組む。
なお、同小では2021年9月13〜27日の2週間、Monoxerの「手書き機能」で漢字を書きながら学習し、9月13日に事前テスト、9月27日に事後テストを行った。
その結果、20点満点のテストで、全体の平均点は11.1点から15.8点と約8割上昇。特に4年生は、6.8点から14.4点と2倍以上に上昇した。
Monoxerの「手書き機能」は、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットなどをスマホやタブレットに手書きをして、書いて憶えることができる機能で、特に文字の評価と誤答のフィードバックに注力。
文字の評価については、学習者が手書きした文字が正確でないと、正解にならないようにしてある。文字を正確に認識し、きれいな文字を書けるようになるために、厳密な評価システムを採用。
誤答のフィードバックについては、手本とどこが違うのかを正確に学習者にフィードバックし、正しい文字を書けるようなサポートをする。
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