2022年5月20日
8割以上が保育のITC化を進めてよかったと回答 =クオリテック調べ=
クオリテックは18日、幼稚園・保育園の経営者、子どもが幼稚園・保育園に通っている保護者を対象に、「保育ICTの実態」に関する調査を実施した結果を明らかにした。
それによると、幼稚園・保育園の経営者への「保育のICT化を進めていますか?」の問いには、「かなり進めている(25.5%)」「やや進めている(45.7%)」「あまり進めていない(18.5%)」「まったく進めていない(10.3%)」という結果になった。
「保育ICTシステムを取り入れてよかったと思いますか?」の問いには、8割以上の人が「とてもよかったと思う(30.2%)」「わりとよかったと思う(56.2%)」と回答。具体体には、「教員・保育者の業務が軽減された(54.1%)」「教員・保育者の残業が減った(43.4%)」「保育記録、勤務時間、給与などのデータの閲覧が簡単になった(39.2%)」との回答が寄せられた。
一方、「保育のICT化を進められない理由を教えてください」の問いには、「使いこなせる自信がない(38.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「教員・保育者が使用法を学習する時間がない(26.8%)」「価格が高い(22.7%)」と続いた。
また、「保育ICTシステムは必要だと思いますか?」の問いには、7割以上の人が「とてもそう思う(32.2%)」「ややそう思う(43.9%)」と回答。
続いて、子どもが幼稚園や保育園に通っている保護者に向けて、「お子さんが通っている園では保育のICT化が進んでいると思いますか?」の問いには、「とても進んでいると思う(5.5%)」「どちらかといえば進んでいると思う(31.5%)」「あまり進んでいないと思う(41.7%)」「まったく進んでいないと思う(21.3%)」という結果になった。
「保育のICT化が進めばどんなメリットがあると思いますか?」の問いには、「欠席、遅刻、延長保育などの連絡が簡単にできる(71.3%)」と回答した人が最も多く、次いで「緊急連絡をタイムロスなく受けられる(56.1%)」と続いた。
さらに、「幼稚園・保育園のICT化を進めるべきだと思いますか?」の問いには、8割以上の人が「とてもそう思う(32.1%)」「ややそう思う(51.0%)」と回答。「とてもそう思う」に回答した人の意見には、「対面だと時間を取られるし、紙だと見るのを後回しにしてしまう(30代/女性/沖縄県)」「口頭でのやりとりは忘れるから(40代/女性/岐阜県)」などの声が寄せられた。
また、「どのような面で保育のICT化をしてもらいたいですか?」の問いには、「欠席、遅刻、延長保育などの連絡(71.9%)」と回答した人が最も多く、次いで「緊急連絡(57.5%)」「保育記録の閲覧(50.6%)」と続いた。
クオリテックでは、送迎される側とする側、双方の課題を解決するスマホを利用した位置情報管理クラウドサービス「iHere」を提供している。運営者には、業務の効率化、コストの削減と意識改革などに、一方、利用者には、計画的な行動、安心感を得られるなど、双方にメリットがある仕組みになっている。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













