2022年6月1日
小中高生の親の9割が「子どもの将来の夢の内容を把握」=カンコー学生服調べ=
菅公学生服(カンコー学生服)は5月31日、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.196で、小中高生の子どもを持つ親900人を対象に実施した、「子どもの将来の夢に関する調査データ」を公開した。

それによると、子どもの将来の夢の有無について、小中高校生の子どもを持つ親の全体の回答は「持っている」48.9%、「持っていない」17.7%、「わからない」33.4%。学年別にみると、「持っている」は、小学生57.3%、中学生43.0%、高校生46.3%だった。
中学生に関しては、小学生・高校生に比べて将来に夢を持っている子どもが少なくなり、中学生は将来に夢を「持っていない」という回答が2割を超え(22.0%)、高校生は「わからない」が4割近く(38.7%)になった。

また、「子どもの将来の夢が何か知っている」と答えた親は、全体では92.3%に上った。学年別にみると、「知っている」と答えた親は、小学生で95.9%、中学生86.0%、高校生93.5%という結果になり、子どもの夢の有無を把握している親の多くはその夢の内容まで把握していることが分かった。
小中高校生の子どもを持つ親に「学校教育の政策・動向で重要と思う内容」を聞いたところ、「外国語教育」50.7%が最も多く、以下、「いじめ・不登校対策」34.7%、「道徳教育」33.1%、「ICTの活用」30.3%、「学校の危機管理(事件・事故・災害対応)」22.0%といった教育内容や危機管理などが上位にランクインした。
また、持続可能な社会づくりのための「SDGs教育」16.9%や、性の多様性への配慮として「LGBTQ(性的マイノリティ)への配慮」12.4%、IQ(知能指数)のような数値で測る学力ではなく、目には見えない「非認知能力の育成」8.6%、共生社会の形成に向けた「インクルーシブ教育」5.1%という21世紀型教育を重要視する回答もみられた。
この調査は、小中高校生の子どもを持つ全国の親900人を対象に、2021年7月にインターネットリサーチで実施した。
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