2022年8月9日
通信教育の目的、中高生の46.6%が「学校の成績向上」と回答 =スタディプラス調べ=
スタディプラスは8日、同社のStudyplusトレンド研究所が、通信教育受講中の中高生1060人を対象に実施した、「通信教育に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「通信教育を受講し始めた目的」を聞いたところ、中高生全体で最も多かったのは、「学校の成績を上げたかったから」46.6%で、中学1年生から高校2年生に至るまで1位だった。
次いで多かったのは、「受験対策がしたかったから」41.9%で、高校3年生では、「受験対策がしたかったから」が1位(52.2%)だった。
ちなみに、同社の「塾・予備校に関するアンケート調査」(8月4日リリース)では、全体で最も多かったのは「受験対策がしたかったから」70.4%で、続いて「学校の成績を上げたかったから」52.8%だった。
「受講する通信教育を決めたのは、誰か」を聞いたところ、いずれの学年でも「本人」が最も多かった(43.3%~53.6%)が、中学生は「保護者」が決定することも多く、全体の約4割(39.0%)だった。高校生は「学校」で利用することが決まるケースもあり、全体の約3割(29.3%)を占めた。
また、「受講の決め手」を尋ねたところ、「カリキュラムが自分向きだったから」34.8%が最も多く、特に中学生では多くの割合(44.8%)を占めた。
高校生は、「受講料が安かったから」31.5%が最も多く、高校3年生では「カリキュラムが自分向きだと思ったから」よりも多かった。また、「学校で推奨された・受講することになった」も13.6%いた。
「塾・予備校に関するアンケート調査」では、「通いやすい立地だったから」が最も多く、中学生では「ライバルと競い合える環境があると思ったから」、「地元や友人の間で評判が良かったから」の割合が高く、高校生では「カリキュラムが自分向きだと思ったから」の割合が高かった。
「通信教育を知ったきっかけ」を尋ねたところ、中学生で最も多かったのは「親が知っていた」で約4割(41.4%)。以下、「SNSの投稿」32.4%、「インターネット広告」30.0%、「テレビやラジオ等のCM」26.7%、「新聞広告やチラシ」19.5%などが続き、メディア接触による認知が多かった。
「塾・予備校に関するアンケート調査」では、中学生では1位「親が知っていた」45.7%、2位「友人や先輩からの口コミ」34.8%、高校生では1位「友人や先輩からの口コミ」35.1%、2位「親が知っていた」27.7%と、知人経由での認知が多かった。
また、「通信教育をはじめたタイミングについて」聞いたところ、「ちょうどよかったと思う」の割合が高く、全体で見ても7割(70.9%)を占めた。
受験学年である中学3年生・高校3年生になると、「ちょうどよかったと思う」の割合が下がり、「遅かったと思う(もっと早く始めておけばよかった)」の割合が上がる傾向にあった。
「塾・予備校に関するアンケート調査」では、「ちょうどよかったと思う」は57.9%で、受験学年で「ちょうどよかったと思う」の割合が下がるのは同じ傾向だった。
この調査は、学習管理アプリ「Studyplus」の全国のユーザーで、現在、通信教育を受講中の中高生を対象に、7月7・8日に、インターネットで実施した。有効回答数は1060人。
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