2022年9月6日
WEBデザインスクール、経験者の93.7%が「当初の期待と実際の受講内容にギャップを実感」=日本デザイン調べ=
日本デザインは5日、同社のWEBデザインスクール「デザスク」が、WEBデザインスクール経験者111人を対象に実施した、「WEBデザインスクール選びに関する実態調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、WEBデザインスクールに「通った理由」を聞いたところ、「単にスキルを身につけたかったから」41.4%、「効率よくデザインスキルを学びたかったから」41.4%、「デザイナーとしての副業がしたかったから」33.3%、「独学では限界を感じたから」33.3%、「デザイン職へ転職したかったから」28.8%などの声が寄せられた。

WEBデザインスクールに通う中で、「受講当初に感じていた期待と、実際の受講内容にギャップはあったか」と質問したところ、「非常にあった」38.7%、「ややあった」55.0%、「あまりなかった」4.5%、「全くなかった」1.8%という回答になり、実に経験者の93.7%が当初の期待と実際の受講内容とにギャップを実感していた。

また、WEBデザインスクールを「ネガティブに感じたポイント」を聞いたところ、「フリーランス向けのサポートが少なかった」51.9%、「学べるスキルが網羅的でなかった」32.7%、「ポートフォリオ制作のサポートが少なかった」28.8%、「学習時のフォロー体制が構築されていなかった」26.9%などが続いた。
このほか、「専門的なことが少なかった」や「費用対効果が悪い」など38の自由回答が寄せられた。
WEBデザインスクールで学ぶ中で、「大変だったこと」を聞いたところ、「分からなかった時のサポートが受けにくい」45.0%、「講師に質問しにくい」44.1%、「講師からの返答にタイムラグが生じる」31.5%、「人脈を作ることができない」24.3%、「他生徒とのコミュニケーションがとれない」23.4%などが寄せられた。
オンラインでWEBデザインスクールに通う中で、「後悔したこと」を尋ねたところ、「集中できる学習環境を整えればよかった」43.5%、「分からない箇所をその場で解消すればよかった」40.7%、「卒業後のサポートをもっと受ければよかった」39.8%、「講師とのコミュニケーションを増やせばよかった」25.9%などの回答となった。
このほか、「もっと積極的に学ぶべきだった」や「質問すると全体公開になってしまい相談できなかった」など38の自由回答も寄せられた。

また、振り返ってみて、WEBデザインスクールに「求めること」を聞いたところ、「ポートフォリオ制作のサポート」44.1%、「講師との活発なコミュニケーション」41.4%、「WEBデザイナーとしての卒業後の就職サポート」33.3%、「フリーランスや副業向けのサポート」30.6%などの回答となった。
このほか、「卒業後の就職やキャリアアップのサポート」や「段階的にスキル向上を目指せるカリキュラム」など37の自由回答が寄せられた。
この調査は、全国のWEBデザインスクール経験者を対象に、8月7日〜17日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は111人。
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