2022年10月27日
大阪教育大学、誰でも・いつでも・どこでも・自由に学べる「オンライン教員研修」開発
大阪教育大学は26日、同大のオンライン教材を活用した、誰でも・いつでも・どこでも・自由に学べる「オープンオンライン教員研修」を開発し、8月から大阪市教育委員会で実証実験を開始していると発表した。
このオンライン研修は、10分~15分程度で1つの学習が完結するマイクロラーニングの仕組を取り入れており、忙しい教員が、通勤・移動中や休憩中などの隙間時間を利用して、少ない負担で、学び続けることができる。教員研修でのマイクロラーニングは日本初の試みだという。
また、同大と提携する教育委員会に所属する教員に、オンライン研修の履修証明書としてデジタルバッジを発行。教員はデジタルバッジを教育委員会に提出することで正式な教員研修として認定される。大学が発行するデジタルバッジを教育委員会が研修の修了証として認定するのも日本初の試み。
このオンライン研修は、誰でも・いつでも・どこでも・自由に受講できる「オープンエデュケーション」として提供。それにより、教員は必要とする内容の研修を必要なときにいつでも受講することができる。
同研修のシステムは、同大が産学連携しているNPO法人「CCC-TIES」(サイバー・キャンパス・コンソーシアムTIES)が開発し、オープンソースソフトウェアとして無償公開されている、学習システム「CHiBi-CHiLO」(ちびチロ)を採用して構築。
同大では今後、大阪市教委の協力を得て開始した現在の実証実験を経て、2023年度からは、全国の教育委員会へ展開していく予定。
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