2023年1月20日
順天堂大、LINEを活用した「医療・感染症教育ツール」をタイ国内で提供
順天堂大学は、メディカルローグと共同で、LINEを活用した感染症専門教育プログラム「Infection Buster Global」の提供を、タイ国内で開始した。
同プログラムは1日1問、問題を解くことで感染症の知識を習得できるツールで、日本の大学がLINEを活用して海外で教育プログラムを展開するのは国内初の事例。
順天堂大とメディカルローグは、医師や医学生に感染症に対する正確な知識を提供するため、2021年11月21日から、日本国内でLINEを活用した感染症専門教育プログラム「Infection Buster」の提供を開始。現在までに1300人以上の医師・医学生が利用している。
LINEを使用した教育システムは時間、場所を選ばず学習できるため利便性が高く、国境を越えての提供が可能なことから、今回、タイの「マヒドン大学」と共同で海外版「Infection Buster Global」の教育プログラムの提供を開始した。
この取り組みは、同大医学部総合診療科学講座(内藤俊夫教授、森博威准教授)が「医療技術等国際展開推進事業」の一環として実施。同大の監修のもと、メディカルローグが開発したLINEシステムをタイ国内で提供して、感染症診療教育の環境を構築する。
同プログラムは、実際に臨床現場の経験に基づいた症例問題を1日1問解き、一部動画を織り交ぜた解説を読むことで感染症に関する知識を広く深く習得できる。解析結果からは、継続して利用することで感染症の知識向上に繋がることが判明している。
また2022年1月時点で、タイの総人口7001万人に対してソーシャルメディアユーザー数は前年比+3.4%増加して5685万人に到達しており、「LINE」の利用者も4600万アカウント(利用率92.2%)と多くのユーザーに利用されている。
先行して実施した日本でもLINEの利用率は92.5%となっており、タイ国内でも感染症に対する正しい知識の提供としてLINEを活用した教育方法は有効と考えられるという。
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