2023年2月10日
神奈川工科大学、学習者の理解度向上を図る音読を採用するプログラミング学習システムを開発
神奈川工科大学は8日、学習者の理解度向上を図る音読を採用する新しいプログラミング学習システムを開発したと発表した。
現在のプログラミング学習では、学習者がテキスト等を黙読する方法が一般的だが、特に学習初心者ではプログラミング上重要な言語や記号等をスムーズに理解できず、「嫌気をさしてしまう」こともあると指摘されている。
そこで同大学情報学部の上田准教授らは、神経科学や教育分野等で有効性が認められている『音読』をプログラミング学習に適用試行したところ、学習効果が向上することを確認した。音読の「見る・話す・聞く」過程でより多くの感覚が働くことが、プログラミング学習でも機能したと評価している。
この試行結果をふまえてシステム化し、実際のプログラミング学習の場で利用したところ、多くの学習者が「初心者でも楽しく学べた。」「より深く理解できた。」と好評価した。『音読』によって学習者は従来以上の満足感を持てるようになり、”初心者の嫌気”も解消できるのでは、と考える。
同究の成果は2023年1月2日発行の日本音響学会誌・英語版(Acoustical Science and Technology 2023 Volume 44 Issue 1)に発表されている。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)