2023年3月2日
厚労省、こころの宅配便「第9便」 周りが気になり「声」に悩まされているあなたへ
厚生労働省は2月28日、こころの宅配便「第9便」「周りが気になり、『声』に悩まされているあなたへ ~こころの専門家と届けるちょっとラクにすごせる言葉~」を公開した。
厚生労働省では、精神障がいを有する人やメンタルヘルス上の課題を抱えている人を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう、取り組みを進めている。そして自分のこころを大切にできるような、こころの不調があるときに安心して相談できるような、さらに周りの人にこころの不調があるときに、自然にあたたかく接することができるような、そんなつながりのある社会を目指しているという。
そのためには、こころの不調や病気について、実際にそれを抱えたときに感じる気持ちも含めて、理解を広げていくことも大切。こうした取り組みの一環として、「こころの困りごと」を抱えている人に向けた専門家からの言葉を届けている。
第9便は、精神科医の久住一郎氏から、こころの困りごとを抱えている人に伝えたい言葉を届けている。生涯のうちに統合失調症を発症する人は100人に1人程度といわれる。日本では約88万人の人が外来受診や入院による治療を受けており、身近な病気。
「こころの宅配便」が必要としている人のもとに届き、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会の実現に向けての一歩となることを願っているという。
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