2023年3月20日
富士通×お茶の水女子大、「AI倫理社会連携講座」を2026年まで3年間設置
富士通とお茶の水女子大学は17日、ジェンダー課題に対してAIを活用した解決策の立案を目指す連携拠点として、「AI倫理社会連携講座」を、2023年3月1日~2026年3月31日までの3年間設置すると発表した。
この連携拠点は、富士通が推進する「富士通スモールリサーチラボ」の取り組みの一環であるとともに、お茶の水女子大「産学連携制度」のひとつである「社会連携講座」の枠組みの下で設立したもの。
両者はまず、2023年度末を目標に、「多様な人材が活躍できる社会の実現」に向け、信頼性の高い人材評価AIの開発を行う。
具体的には、AIの倫理的リスクに対処するためのAI倫理技術として、富士通が独自に研究開発した「交差バイアス緩和技術」を人材評価AIに適用。
その評価結果の公平性を、お茶の水女子大が長年培ってきたジェンダー課題に関する社会学、心理学、経営学的分析手法(インタビューやワークショップ)で検証して、その結果をもとに人材評価AIを改良する。
例えば、女性に対する評価が不公正にならないように漏れなく偏りを是正する一方で、多様性の確保を考慮した場合にマジョリティ側に新たな不公平感が生じる倫理的なリスクの可能性も含めて、人材評価AIが公平感を定量的に分析してその判断プロセスや根拠を客観的に提示。人材の多様性を社会的に公正とみなされる範囲内で適切に確保できる技術を開発する。
両者は、この共同研究を通じて開発した実現方法や技術をジェンダー格差是正の具体策として政策提言を行い、社会問題解決への貢献を目指す。
また、連携拠点では、AIに関する技術領域と様々な社会課題に関係する広範なテーマでセミナーやワークショップを開催し、領域横断的に社会課題に取り組む人材とリーダーの育成に取り組む。
「連携講座」概要
設置期間:2023年3月1日(水)~2026年3月31日(火)までの3年間
拠点設置場所:お茶の水女子大ジェンダード・イノベーション研究所[東京都文京区大塚2-1-1]
両者の役割:
・富士通:AI倫理技術の研究開発とジェンダー課題への適用、主に技術課題に関する解決策の検討
・お茶の水女子大:AIの判断や評価に対する社会受容性の検証、主に社会課題に対する解決策の検討、政策提言
体制:
・拠点長:斎藤悦子教授(お茶の水女子大ジェンダード・イノベーション研究所)
・副拠点長:稲越宏弥プロジェクトディレクター(富士通研究本部AI倫理研究センター AI共生社会プロジェクト)
・その他、富士通とお茶の水女子大双方から合計17人の研究者が参加予定
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