2023年9月6日
高校生の96.8%が大学受験が自分の将来に影響すると考え、受験勉強の早期スタートを重視する傾向 =河合塾調べ=
河合塾は5日、高校1~3年生を対象に「新課程入試と受験勉強に関する意識調査」を行った結果を公表した。
調査は7月3日~10日に行われ、高校生500名から回答を得た。
それによると、約8割が将来の目標やビジョンを持っていると回答した。また、大学受験の結果が自分の将来に影響すると思っている高校生は96.8%に上った。志望大学を決めた基準のトップ3は、「自分の将来の夢や歩みたいキャリア像に近づけるか」「興味のある学問が学べるか」「就職活動の役に立つか・就職率の高さ」という結果となり、卒業後の将来を見据え、実学志向を持つ高校生が多いことが窺えた。
高校1年生と2年生に対して2025年度からの新課程入試について質問したところ、9割以上が何らかの不安を感じていることが分かった。特に35.3%が「新課程入試で変わる内容がわからないから」と答え、漠然とした不安を抱えている人が多い結果となった。
そうした不安の中で95.3%が「新課程の入試対策は早めに始めた方がいい」と回答したが、その一方で1年生の約8割、2年生の約6割が受験勉強に着手できていない現状も明らかとなった。
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