2023年11月6日
社会人の英語学習、3割以上が「スマホアプリ」を活用=ナイル調べ=
ナイルは、同社のスマホユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv」(アプリヴ)が、過去3年以内に英語学習に取り組んだ経験がある、10~50代の社会人男女422人を対象に実施した「英語学習とアプリに関する調査」の結果をまとめ、11月2日付で発表した。
それによると、「英語学習」に取り組んだ目的を聞いたところ、最も多かったのは「英語話者との交流を楽しむため」25.8%だった。以下、2位と3位は職場の課題に関するもので、「職場で仕事の幅を広げるため」16.3%、「職場でのコミュニケーションを改善するため」11.9%だった。
また、「給料の高い仕事に就くため」11.1%や、「海外で働くため」6.9%を合わせると、仕事に関連した目的で英語学習をした社会人は全体の46.3%を占めた。社会人にとって、英語を習得することは、職場での評価や昇給、キャリアアップに繋げる手段として重要なようだ。
一方で、「英語話者との交流」を楽しむために英語を学びたいと考える人も4人に1人いた。その他にも、「グローバルな情報にアクセスするため」や「英語を必要とする課題のため」など、様々な理由で英語スキルを高めたいようだ。
また、TOEICを受けたことがある245人の点数を尋ねたところ、「400点以上500点未満」17.6%が最も多く、次いで「500点以上600点未満」17.1%、「600点以上700点未満」14.3%という結果だった。
どのような方法で英語学習をしたのかを聞いたところ、1位「学習教材、参考書」(228人)、2位「オフラインのレッスン」(152人)、3位「英語学習アプリ」(139人)だった。
働きながら学習する時間を確保するのが難しい社会人にとって、独学で英語を学べる方法が上位を占めているなか、オフラインのレッスンが2位に選ばれていた。また、3割以上の人が「スマホアプリ」を活用していることから、手軽に英語学習に取り組めるアプリは社会人の自主学習として重宝されているようだ。
英語学習のためにアプリを活用した人に、どのような内容を学んだのかを聞いたところ、最も多かったのは「英単語・英熟語」(203人)で、次いで「英語リスニング」(179人)、「英文法」(167人)と続いた。
英語学習にアプリを利用した人に、課金状況を尋ねたところ、最も多かったのは「無料」53.6%で、以下、「買い切り」24.8%、「コンテンツの都度購入」11.9%、「月額課金」8.1%と続いた。半数以上が、アプリを活用して費用をかけず、英語学習に取り組んでいた。
アプリの良かったところを聞いてみると、「スキマ時間で手軽に勉強できる」(195人)、次いで「費用がかからない(無料)」(177人)、「スマホさえあれば場所を選ばず勉強できる」(144人)で、「AIが相手で恥ずかしさが軽減する」(67人)との回答もあった。
最も長く続けられた学習方法を聞いたところ、「学習教材、参考書」24.0%が最も多く、次いで「オフラインのレッスン」17.3%、「オンラインのレッスン」16.6%だった。
この結果を、学習目的別に集計したところ、「英語話者との交流を楽しむ」、「英語を必要とする課題」、「身近な人とのコミュニケーション改善」を目的に英語を学習している人の中で、「アプリ」が最も継続できた学習方法のTOP3に選ばれていた。
この調査は、過去3年以内に英語を学習したことがある全国の10~50代の男女を対象に、10月25日~31日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は422人(男性218人、女性205人)。年齢は10代112人、20代112人、30代101人、40代57人、50代41人。
関連URL
最新ニュース
- 小4~中3の不登校生徒を持つ保護者の5人に1人が「望まない離職をした」=SOZOW調べ=(2024年10月22日)
- NIJIN×福山市、不登校小中学生への支援にメタバース・コンテンツのトライアル運用を開始(2024年10月22日)
- ZIAI×柏市教委、生成AIを活用して児童生徒の悩みを早期発見・解決するモデル実証を開始(2024年10月22日)
- 東京・港区、スマホ区役所で「まちの子育てAIパートナー」の提供を開始(2024年10月22日)
- プラス・エデュケート、外国人の子どもに日本語を教える指導者育成コミュニティ「FOR+ゼミ」開始(2024年10月22日)
- サイバネット、大阪成蹊大学で「企業等連携PBL授業」を実施(2024年10月22日)
- 日本ディープラーニング協会、「高専生の事業創出コンテスト」1次審査結果を発表(2024年10月22日)
- Gakken、「パソコン×自由研究コンテスト2024」の最優秀賞を決定(2024年10月22日)
- 駿台TOMAS、小学生を対象としたプログラミング教室「プロクラ」を開校(2024年10月22日)
- 海外子女振興財団、宇宙飛行士・山崎直子氏と「地球の問題を学ぶ」イベント開催(2024年10月22日)