2023年12月7日
日本語学習者の4割が「生成AIの登場が語学学習に変化を与えた」と回答=Duolingo調べ=
無料語学アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo(本社米国ピッツバーグ)は6日、語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2023」を発表した。
世界5億人を超えると言われるDuolingoのユーザーデータに基づく年次レポートと連動して、各都道府県100名ずつ計4700名を対象とした日本国内の語学学習の動向を探る年次調査「日本国内における語学学習に関する調査」の結果も合わせて公表した。
Duolingo Language Report 2023では、英語が依然としてトップとなり、2位以下も公用語とする国が多い言語が上位を占めるなか、「日本語」は昨年に続いて5位をキープした。また、韓国語がイタリア語を抜いて6位にランクインした。
最も学習熱心な国ランキングでは、昨年1位の日本は2位に後退しベラルーシが1位となった。Z世代は個人的な理由で言語を学んでおり、アジア言語人気の高まりは若い学習者が牽引していて、日本語学習者の86%が30歳未満だった。
国内調査では、英語力に自信のある人はわずか1割にとどまり、日本人の苦手意識が浮き彫りとなった。約3人に1人が語学学習に前向きで、若年層には韓国語が人気だった。また、福岡県が語学学習に意欲的な県と自主的に語学学習を行っている県の1位にランクインした。
人気の学習方法は「アプリ」や「動画」。「楽しい」「安い」「続けられる」学習方法が選ばれる傾向が見られる。4割が「生成AIが語学学習になんらかの影響を与えた」と回答。また、語学学習に前向きな人のうち6割が「語学学習サービスに最新テクノロジーが使われていること」を重視していた。
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