2023年12月8日
金沢工大、時間・空間の制約を超越した「未来型の教材」をMatterportのデジタルツインで開発
マーターポートは7日、金沢工業大学が、同社のデジタルツインソリューション「Matterport」を導入して、学生が入れない建築現場を「デジタルツイン型教材」として創造するなど、時間・空間の制約を超越した「未来型の教材」を開発したと発表した。
同大では、Matterportを導入して、阪急阪神不動産および真柄建設と連携して建築現場をデジタルツイン化し、教材として活用しているほか、学生による歴史的建造物のバーチャルツアー制作や、地域との連携で福祉関連施設のバーチャルツアーを実現。地域・社会への貢献にも繋がる教育DXを具現化している。
Matterportは、実際には学生の立ち入りが難しく危険を伴う現場を忠実に再現することで、建築現場の安全教育の教材として使うことができる。
現場見学では、訪問できるタイミングや人数など様々な制限があるが、バーチャル空間であればいつでも自由に閲覧でき、デジタル化された現場にテキスト・画像・動画をポストイットのように添付することで、効率的に学ぶことができる。
また、施工現場を自由に歩き回れる「ウォークスルー機能」や、建物を俯瞰して見ることができる「ドールハウス機能」で、図面だけでは分からない現場の状況を把握できる。例えば、光の当たり方によって影のでき方も変わるため、ロボットに搭載するカメラの使い方など、研究者が考えるべきことを発見するのに役立つ。
さらに、建物の素材感や経年変化、街中に存在する樹木や植栽、道路脇を流れる用水路や川など各種の空間情報、光と影のリアルな表情などを忠実に残すのも、写真画像および3Dデータを取得できるMatterportが最適。
撮影された旧北国街道の街並み約350メートルを3日で撮影し、画像データはMatterportのプラットフォームを使って自動で合成。撮影データのアップロード後、翌日にはバーチャルツアーが出来上がり、街並みの観察のほか、すぐにタグ付け作業に取り掛かることができ、デジタルツインの自動生成からコンテンツ公開までのスピード感も評価された。
同大は今後、10年後20年後の未来社会を見据えた教育DXを具現化し、社会課題解決に貢献するソリューションとして、教育・研究活動でのMatterportの活用を拡大する方針。
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