2024年2月15日
小学校にあがるまでに出来ていて欲しい事、「道徳観念の理解」「集団生活での行動」「意思表示」=タスク・フォース調べ=
タスク・フォースは14日、同社のサービスを利用している保護者ら1749人を対象に実施した、「子供の自立に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
このアンケート調査では、子どもが「小学校にあがるまでに出来ていて欲しい事」、すでに就学している子どもに関しては「出来ていれば良かったな」と思われる事について、教育部門で14項目(7カテゴリー各2項目)、生活部門で26項目(13カテゴリー各2項目)の計40項目で「出来るととても良い」「出来た方が良い」「どちらでもない(分からない)」「出来なくて良い」のいずれかを、保護者に選んでもらった。
その結果、「小学校にあがるまでに出来ていて欲しいこと」TOP10は、①「やってはいけないことの理解」(物の善悪)、②「言ってはいけないことの理解」(言葉・思いやり)、③「挨拶・整列・座って話を聞く・手を挙げる、といった基本的な集団生活で必要な行動ができる」、④「色んなタイミングで使う言葉の理解」(知りません、ごめんなさい、助けてくださいなど)、➄「誘拐などから身を守る行動を知る」、⑥「マナーの存在や意味、大切さを知る」(レストランでは静かにするなど)、⑦「お箸の正しい持ち方や作法を知る」、⑧「プライベートゾーンの理解」(性教育、性被害防止)、⑨「1人で正しく歯を磨ける」、⑩「正しく鉛筆を持ち、正しい姿勢でものを書くことができる」となった。
TOP10を部門別にみると、10位だけが「教育部門」で、1~9位までは全て「生活部門」となった。また、カテゴリーでは、「道徳」(1・2位)、「コミュニケーション・意思表示」(3・4位)、「防犯」(5位)が上位だった。
つまり、「小学生になるまでに出来ていて欲しいこと」は、ほとんどが生活に関わることで、中でも「道徳観念の理解」「集団生活での行動」「意思表示」や、マナー習得、防犯対策に、保護者の関心が高いことが分かった。
同社では、この結果を踏まえ、「小学校にあがるまでに出来ていて欲しい」上位項目について、子どものサポートを行う10のカリキュラムを新設し、同社の都市型/認可保育園「ポポラー」と、事業所内保育所「プロペラ」で、4月から実施する。
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