2024年4月10日
NTTスマートコネクト、不登校児童生徒に対する「3D教育メタバース」活用を開始
NTT西日本、NTTスマートコネクト、京都府・城陽市教育委員会は8日、市内の適応指導教室にて不登校児童生徒に対する「3D教育メタバース」の導入を開始した。
3D教育メタバースでは、探究学習やアクティブラーニング、他校との交流授業などで活用できる教室や集会所、小ルーム(面談室)、アクティブラーニングルームなど、教育に特化した仮想空間を提供しており、授業や全体集会、グループワークや面談といった学校特有のさまざまなシーンで活用できる。
仮想空間ならではの3Dオーディオによる臨場感ある会話や、翻訳も含めた音声の自動テキスト化と吹き出し形式での表示など、充実したコミュニケーション機能のほか、音声や映像などのログ保存による出席確認や児童生徒の活動状況の振り返り、テキストチャットのNGワードフィルタリングなど、仮想空間での学び舎として活用できる機能を備えている。
今回の取り組みでは、仲間の存在感や距離感を感じられるように設計された3Dメタバース空間を使い、参加者が性別や外見に関する懸念を越えて自由に自己を表現できるアバターを介したコミュニケーションを促進することで、不登校児童生徒の社会的スキルを培い、学びの場への再統合を支援する新しい道が開かれることを目指している。
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