2024年4月19日
東京理科大、「デジタル人材」を育成する学部・学科を2026年4月に新設
東京理科大学は、最先端の情報科学技術を担う人材の育成を目指す「創域情報学部 情報理工学科」と、高度な科学技術を広く一般に伝える人材を輩出する「理学部第1部 科学コミュニケーション学科」を2026年4月に新設する。
同大では、2031年に迎える創立150周年に向け掲げた「世界の未来を拓くTUS」実現に向けた施策を進めており、今回の学部・学科の新設もその一環で、情報系分野を担う「デジタル人材」の育成を目指す。
野田キャンパスに新設する「創域情報学部」は、同大としては1993年の経営学部以来、33年ぶりの学部新設。同学部では、最新のAIや量子コンピューティングをはじめ、データの分析・運用を扱うデータインテグレーションから、高度なICTを実現するコンピューティングまで、先端的な情報系分野を網羅。積み上げ型だけではない研究手法で、情報系分野の発展を加速させていく。
また、情報系分野での横断的な知識を媒介に、他分野と広く結びつくことで、社会価値の創出に向けた革新的技術を世界に向けて発出。学問分野の垣根を超えて、融合教育・連携研究を推進して、情報科学技術を基盤として、まったく新しい領域を切り拓くことができる「専門人材」と、あらゆる分野に新たな価値を生み出す「融合人材」を輩出する。
同学部には、情報理工学科の1学科を設置してコース制を導入することで、学生が入学後に自分の進むべき分野を見定め、主体的に学修を進めることができるようになる。コンピューティングを扱う「コンピュータ科学コース」・「知能メディアコース」、データ分析・運用を扱う「データ科学コース」・「社会システムコース」の計4コースを設置予定。
一方、神楽坂キャンパスの理学部第1部に新設する「科学コミュニケーション学科」では、同大が積み重ねた教科に関する専門知識を基盤に、「情報・データサイエンス」「サイエンスコミュニケーション」などの新たな分野の知識を組み合わせて、高度な「科学」を広く一般に「伝える」能力を持つ人材を育成する。
「情報・データサイエンス」「STEM/STEAM」「サイエンスコミュニケーション」「教育工学・学習科学」など現代社会で必要となる知識・能力と、理数教科に関する深い専門知識をバランス良く組み合わせながら、高度な「科学」を広く一般に「伝える」能力と共に、情報技術の活用、科学的な見方や考え方、デジタル社会に主体的に対応できる能力に加え、他者と協調し、学び、教えるというコミュニケーション能力の涵養を目指す。
また、情報系分野を含む科学(理学)の普及(教育・発信)を担う人材育成を目的に、理学研究科 科学教育専攻への接続と教職教育センターとの連携も見据えており、卒業後の進路も、教育機関に限らず、官公庁・教育産業・メディア・科学館などや教育・情報分野のスタートアップ企業など幅広く想定している。
新設の概要
■「創域情報学部 情報理工学科」(仮称)
開設時期:2026年4月
設置場所:東京理科大学「野田キャンパス」
定員:入学定員360人(収容定員1440人)
授与する学位:学士(情報学)
■「理学部第1部 科学コミュニケーション学科」(仮称)
開設時期:2026年4月
設置場所:東京理科大学「神楽坂キャンパス」
定員:入学定員80人(収容定員320人)
授与する学位:学士(理学)
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