2024年7月2日
大学でChatGPT業務活用率は3割、一方で導入を希望 “しない”層が5割存在 =WHITE調べ=
WHITEは6月28日、全国の国公立と私立大学教員427名に実施した「ChatGPT利用実態調査」のレポートを公開した。
それによると、ChatGPTの認知状況については「聞いたことはあるが、内容については理解していない」「聞いたことがあり、内容についてやや理解している 」「聞いたことがあり、内容について理解している」の合計は96%となり、認知率そのものは高いことがわかった。「聞いたことがあり、内容について理解している」という深い認知は4割存在する結果になった。
また、大学での業務活用率は「32.7%」(とても活用している、やや活用しているの合計)となり、まったく活用してないのとほぼ同数の「35.4%」となった。利用禁止されているのはわずか「1.7%」だったが、「わからない」/「応えられない」が30%程度存在している。
ChatGPTを業務で活用している人にその用途を尋ねたところ、1位は「情報収集」(56.0%)。ついで「翻訳」(53.7%)、「文書の要約・生成」(50.7%)とそれぞれ半数近くが回答。4割程度が「アイデアの生成」で活用していることがわかった。一方で、教員のコア業務である「問題・教材の作成」に活用している割合は26.9%だった。
ChatGPTを活用してない/禁止されていると回答した人にその理由を尋ねた結果、「アウトプットされる情報が正確ではない」からが最も多く48.0%。ついで「利用ルール・ガイドラインが整備されていない」が39.5%。「活用方法がわからない」人は約2割。機密情報の漏洩リスクを懸念する人は16.7%。主に安全面に配慮し活用がスタートしていない状況であることがみてとれる。
今後大学での導入を希望する人が「35.3%」いる一方、望んでない人は「52.9%」と否定派が多い結果だった。
関連URL
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)