2024年8月5日
小学生の夏休みの宿題、必要なのは「ドリル」「日記」「自由研究」=イオレ調べ=
イオレは2日、同社のグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の小学生の子どもを持つ子育て世帯722人を対象に実施した、「夏休みの宿題に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、子どもの夏休みの宿題の進め方についての設問では、「計画的に毎日少しずつ取り組む」との回答が約46.5%で、2人に1人が計画的に進めていることが分かった。
以下、「夏休みはじめのうちに全部終わらせる」が41.1%、「ノープランで最後に慌ててやる」が7.1%、「全部終わらせることができないまま新学期を迎える」が1.5%で、おおよそ9割の子どもが余裕を持って夏休みの宿題を終えていることが伺える。

宿題の進め方について、その理由を聞いたところ、「子どもの自主性に任せているから」が46.8%、「親が宿題の進み具合を確認しているから」が46.7%という結果で、ほかには「塾や学童で宿題をしているから」16.9%、「遊びや旅行を優先しているから」14.5%といった理由も多く挙げられた。

「最後まで残りがちな夏休みの宿題」を尋ねたところ、最も多かったのは「読書感想文」40.7%で、以下、「自由研究」38.5%、「工作」24.1%、「夏休みの日記」22.4%と続いた。
残りがちな宿題として「読書感想文」が多く選ばれた理由としては、「子どもがどうすれば良いか分かっていない、正解がないので自分だけで決めきれない」「ドリルなどと比べて、発想など自主性が特に必要だから」「本を読む習慣がないからつい後回しになるため」といった意見が寄せられた。

「親が手伝う夏休みの宿題」について聞いたところ、最も多かったのは「自由研究」42.1%で、以下、「工作」33.8%、「読書感想文」31.7%などが続いた。

また、「夏休みの宿題は必要か」という質問に対しては、「必要だと思う」が66.6%、「不要だと思う」が5.1%という結果だった。その一方で、宿題は必要だとは思うものの内容に対しては不満を持つ回答が28.3%あった。

夏休みの宿題に必要、あるいは「あればいいのに」と思うものを聞いたところ、最も多かったのは「ドリル」54.8%で、次いで「夏休みの日記」29.6%、「自由研究」24.8%と続いた。毎日コツコツ続けるものが夏休みの宿題に必要だと感じている親が多いのが分かる。
親が手伝う宿題として1位だった「自由研究」は3番目に多く、負担はかかるものの、長い夏休みだからこそ取り組めるものとして挙げられているようだ。

逆に「不要」だと思う宿題については、「読書感想文」が32.8%、「自由研究」が27.3%という結果で、残りがちな宿題や親が手伝う宿題としても票を多く獲得していた2つが多くの票を集めた。

また、自由研究のテーマについては、「子どもが決める」が38.4%、「インターネットで調べる」が24.7%だった。親が手伝う宿題として代表的な宿題だが、子どもの自主性に任せている家庭も多い様子。

自由研究の予算に関しては、「501~1000円」33.8%、「0~500円」31.9%という結果になり、1000円以内に収める家庭が約7割を占めた。
「変わっている・珍しいと感じた宿題」を聞いたところ、「ノーメディアと言う、TVやゲームを一切観ない日もしくは観ない時間を作り、家族や友達との交流に力を入れる」や、「Chromebookを使ってリコーダーの課題を撮影し提出する」、「夏休みチャレンジ30という、夏休みにできそうな小さなチャレンジをできるだけたくさんやろうという企画」などの声が寄せられた。
この調査は、小学生の子どもを持つ「らくらく連絡網」の利用者を対象に、7月19日~27日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は722人。
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