2024年8月14日
昭和大学とユカリア、電子カルテ由来の「ユカリアデータレイク」活用した共同研究開始
昭和大学は9日、ユカリアと、同社が保有する電子カルテ由来の「ユカリアデータレイク」を活用した共同研究を開始したことを発表した。
データレイクとは、大量の構造化データ、半構造化データ、非構造化データを保存、処理、保護するための、一元化されたリポジトリ(格納場所)のこと。ユカリア独自の「ユカリアデータレイク」の特徴は、定量的なデータだけでなく定性的なテキストデータを分析に用いることができる点。医師の診察時の所見記録や、病棟で患者に長時間接しケアを行う看護師の看護記録といった大量の定性情報から、患者の治療実態を多角的に把握することができる。
同共同研究では、昭和大学薬学部病院薬剤学講座の百賢二准教授による「ユカリアデータレイク」の詳細な分析により、医薬品に関する潜在的な医療ニーズを網羅的に抽出し、製薬企業とのマッチングも視野に入れた効率的な医薬品開発のための情報を構築する。
同研究では、特に患者にとって優しい医薬品の開発候補となりうるような、「剤形」「使用感」「包装」等に主眼をおき、「飲みにくい」「使いづらい」という患者からの声や、「外観がそっくりで危ない」「患者さんへ使いづらい」といった医療従事者の声に関し、ユカリアデータレイクに格納された膨大なテキストデータと医療情報の組み合わせ解析により、ベッドサイドや診察室等の「困った」をみつけ、製薬企業による新たな医薬品開発や、既存の医薬品に対して付加価値を高めるようなヒントを定量的、定性的に抽出し、「もっと患者に優しい薬」が患者の手に届くようにすることを目指すという。
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