2025年5月19日
高3生の大学選び、重視するのは5年連続で「学べる内容」が最多=マイナビ調べ=
マイナビは、2025年卒業の全国の高校3年生3013人を対象に実施した、「2025年 高校生の進路意識と進路選択に関するアンケート調査」の結果をまとめ、5月16日に発表した。

それによると、高3生に「志望校選びで重視するポイント」を聞いたところ、最も多かったのは5年連続で「学べる内容」44.9%だった。次いで「取れる資格」31.7%、「学部名・学科名」30.6%が続き、前年同様の順位だった。
コロナ禍でのデジタル化の加速や、コロナ収束後に「大学・専門学校の個別相談会」などが再び開催されるなど、進学先を考える機会は増えているものの、進路選択で重視するポイントは変わらないことが分かる。
また、「自分の学力との相性」26.6%については、2021年の同調査の開始以降減少傾向で、背景には入試制度や学部・学科の多様化で、学力以外の幅広い選択肢から自分に合う進路選択ができるようになったことが考えられる。

「受験校を選んだ時の不安や悩み」について尋ねたところ、最も多かったのは「受験に合格できるか」32.8%で、次いで「授業についていけるか」31.3%となり、受験前、入学後ともに学力面で不安を抱えている高校生が多い様子がみられた。
2025年1月実施の共通テストは教科・科目の再編が行われた新課程入試の初年度で、こうした入試方式の変化も学力面における不安要素の1つと考えられる。そのほか、「自分が学びたい内容を学べるか」28.0%や「将来やりたいと思う仕事が見つけられるか27.6%など、進学後に不安を抱える高校生も一定数いた。

また、「実際に受験した校数」を聞いたところ、平均で「1.94校」(前年比0.17校増)となり、前年よりやや増えたものの、2年連続で2校を切る結果だった。

受験校数が2校以下の高校生に理由を聞くと、「受験校を増やすと受験料や入学金の支払いが大変だから」33.2%が最多で、およそ3人に1人は金額面の影響で受験校数を絞っていることが分かった。
2番目に多かったのは「受験校を増やすと対策の準備が大変だから」28.2%で、背景のひとつとして、面接や提出書類が多く、プレゼンテーションなど学校独自の内容が課せられることも多い「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」などの、いわゆる「年内入試」の受験者の増加が影響していると考えられる。
この調査は、2025年3月に卒業予定の高校3年生(マイナビ進学会員登録者)を対象に、3月25日~31日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は3013人。
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