2025年5月22日
AI英会話、小学生の利用率は21%で多くが「外国人講師との対話を重視したい」と回答 =Glats調べ=
学研ホールディングスのグループ会社Glatsは21日、同社のオンライン英会話「Kimini英会話」の小学生の会員と保護者計403人を対象に実施した、「AI英会話に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「AI英会話を利用したことがあるか?」と聞いたところ、「はい」と回答したのは21%にとどまり、79%が「いいえ」と回答。「いいえ」と回答した理由には、「表情やニュアンスなど、非言語的なやり取りが難しそう」「実際の会話と違って柔軟性がなさそう」「実体験に基づくコミュニケーションが重要だと思う」などの意見が多く寄せられた。
一方、「AI英会話で良いと感じている点」を尋ねたところ、「いつでも使える」(58pt)、「恥ずかしくない」(49pt)、「自分のペースで進められる」(43pt)といったポジティブな声も多く、利便性や気軽に受講できる環境が評価されていた。
また、「AI英会話に対して不満・不安な点」を聞いたところ、「実際の会話の臨場感がない」(48pt)、「感情やリアクションに乏しい」(36pt)、「質問に対応できていない」(36pt)といった声が多く、特に感情のこもった対話や即興対応力に課題感を感じることが多いことが分かった。
「AI英会話の使用頻度」を聞いたところ、「日常的に利用しない」といった回答が半数以上を占めた。また、「1回の使用時間」を尋ねたところ、「15分」が最も多く、短時間の利用が主流で、英語学習の「補助的な存在」として活用されている実態が見えた。
一方、「AI英会話と外国人講師レッスンのどちらを今後重視したいか」を聞いたところ、「外国人講師とのレッスンを増やしたい」64%、「両方バランスよく続けたい」27%、「AIをもっと活用したい」7%、「その他」2%という結果になった。
リアルな講師とのレッスンに関しては、「褒めてもらえてやる気が出る」「楽しく学べる」といった生徒本人への感情面へのアプローチに関する意見や、「人とのコミュニケーションの中で英語を学んでほしい」「やはりリアルな会話の中でしか得られないものがある」といった保護者目線での「英語学習をコミュニケーションのツール」として子どもに学んでほしいといった意見が多く寄せられ、現時点では小学生の英語学習は「人とのリアルな対話」を重視する傾向が根強いことが分かった。
この調査は、オンライン英会話「Kimini英会話」の小学生会員とその保護者を対象に、4月24日〜5月1日にかけて、インターネット(オンラインアンケートフォームでの回答)で実施した。有効回答数は403人。
関連URL
最新ニュース
- Barbara Pool、渋谷区教委が小・中学校の探究を集約する「My探究」サイトを公開(2025年12月24日)
- 「マイナビ 2027年卒 インターンシップ・キャリア形成支援活動に関する企業調査」結果発表(2025年12月24日)
- 山形市、高校生のAI学習を支援する「ガバメントクラウドファンディング」開始(2025年12月24日)
- 「第11回関西教育ICT展」出展企業募集中 説明会動画を公開(2025年12月24日)
- 鎌倉女子大学短期大学部、授業の一部をオンデマンドで受けられる「DX時間割」来春導入(2025年12月24日)
- ドローンショー・ジャパン、高校生ドローンレーサー山本悠貴選手「WTW全国大会2025」2連覇(2025年12月24日)
- ユードム、小学生向けプログラミング大会「ユードムチャレンジカップ2025」に特別協賛(2025年12月24日)
- 丸文、AIコミュニケーションロボ「Kebbi Air」の教育市場への本格参入始動(2025年12月24日)
- SCC、全国の学生927人が参加した「アプリコンペ2025」の受賞作品を決定(2025年12月24日)
- Google for Education、「生成AIの『普段使い』で実現するこれからの教育現場」2月開催(2025年12月24日)














