2025年5月22日
海外留学のハードル「経済的理由」が84%で最多 =RyuLog調べ=
留学奨学金プラットフォームを運営するRyuLogと海外大生就活支援を提供するOne Terraceは21日、「海外留学に関するアンケート」を実施した結果を公表した。
調査は、海外留学に関心のある(留学中を含む)18歳以上の日本人学生を対象に4月3日~5月11日に行われ、331名から有効回答を得た。それによると、海外留学のハードルは「経済的理由」が84%で最多となった。経済的困難を感じる要因は「現地の生活費・住居費負担が大きい」「円安による海外の学費・支出増加」「学費の負担が大きい」がTOP3を占めた。
留学奨学金や支援制度の利用者は3割以下にとどまった。利用していない人のに理由は「自分が対象になる奨学金・制度がわからない/見つからない」や「条件・要件が合わなかった」が多く、「奨学金や支援制度があることを知らなかった」と回答した学生もいた。
トランプ政権のもと、フルブライト奨学金などの歴史ある米国政府系奨学金が停止されてことについて、「知っている」と回答したのは36%、そのうち7割が「不安を感じた」と答えた。また、多くの日本人学生が海外留学に挑戦できるようになるためにはどんな支援が必要と思うかを訊ねたところ、「もっと多様な経済的支援が必要」との回答が85%に上った。
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