2025年6月16日
学校水泳授業のいま、93%超が「実施予定」 =フットマーク調べ=
フットマークは12日、全国1445校の小・中・高校を対象に実施した「水泳授業に関するアンケート」の結果を発表した。


それによると、「今年度、水泳授業を実施予定」と回答した学校は 93.6%。また授業の実施場所については、大半が自校で実施予定だが、15%の学校が「学校外の施設(スイミングクラブや公営プールなど)」での実施を予定していることがわかった。
背景には学校プールの老朽化や維持費の問題があると考えられる。実施時期については「6月」が全体の約8割を占めた。
開始時期を「昨年より早めた」とする学校は29.5%で、主な理由は「年間スケジュールの都合」が最も多く、次に「熱中症への懸念」が続いた。一方で、開始を「遅らせた」学校も一部あり、その理由としては早めた理由と同様「年間スケジュールが都合」や「業務委託先との日程調整」などが挙げられた。

授業の運営に関する課題としては複数ある学校が大半で、「水質管理」「熱中症」「指導の難しさ」「見学者の多さ」などが挙げられた。さらに「その他」に見られた人手不足や指導者確保、見学者対応、施設面の問題などは、今後の学校水泳授業運営を考える上で重要な視点となりそうだ。

水泳授業における困りごととして「見学者の多さ」を挙げた学校は全体の30%。見学理由としては、「泳ぎが苦手(386件)」が最も多く、次いで「水着姿に抵抗がある(287件)」、「日焼けをしたくない(145件)」などが続いた。技術的な不安に加え、心理的・身体的な抵抗感も見学の一因となっていることがうかがえる。
こうした背景を受け、露出を控えた水着や、ジェンダー配慮型のスクール水着、またラッシュガードの使用許可など、授業に参加しやすくなる環境整備に取り組む学校が増えている。
「業界初!ジェンダーレス対応のスクール水着『男女共用セパレーツ水着』」
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