2025年6月18日
現役高校生が考える将来の不安、6割が「お金・物価の問題」と回答 =ライフマップ調べ=
ライフマップは17日、全国の高校生152人を対象に実施した、「将来に対する不安や考え方」についてのアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、「将来について考えるとき、不安に思う“社会のこと”はあるか?」と聞いたところ、最も多かった回答は「お金・物価の問題(収入や生活費など)」60.5%で、以下、「就職できるかどうか」50%、「働き方(ブラック企業、長時間労働など)」45.4%と続き、経済的な将来不安が高校生にも強く影を落としていることが分った。
「お金」や「就職」への不安の背景には、物価の上昇や終身雇用制度の崩壊など、社会構造の変化も影響していると考えられ、高校生たちは、将来が描きにくい時代に、働くことや生活していくことの難しさを早くも実感しているのかもしれない。
次いで、将来について前向きに考えるために「こんな授業があればいいのに」と思うものを聞いたところ、1位は「職業体験ができる授業」42.7%、2位は「お金・暮らしについて学べる授業」36%、3位は「自己分析の授業」33.3%だった。
これらの授業を求める声は、前問で上位にあがった「お金」や「就職」に対する不安と連動しており、将来社会でどう生きていくかという漠然とした不安を、具体的な学びで解消したいというニーズが伺える。
また、高校生たちが「将来について前向きに考えられる」と感じるのはどんな時かを尋ねたところ、最多回答は「得意なことや好きなことが見つかったとき」50%で、以下、「誰かに『向いているかも』と言われたとき」39.5%、「将来なりたい職業を見つけたとき」27.6%などが続いた。まだ将来が漠然としている高校生にとって、得意なことや好きなこととの出会いは、自分なりの進路や将来像を考える出発点になっているようだ。
最後に、「理想とする未来の自分はどんな人か?」を自由回答で聞いたところ、自分らしく生きることや、経済的・精神的な安定を求める声が中心だった。背景には、物価高や奨学金返済、メンタル不調といった社会不安の中で育ってきた世代ならではの現実的な理想像が見えてくる。
この調査は、進学情報サイト「コレカラ進路.JP」を利用している全国の高校生を対象に、4月1日~5月30日にかけて、高校を訪問してのアンケート調査という形で実施した。有効回答数は152人。
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