2025年8月12日
京都橘大学、VRを活用したリアルな臨床現場を看護学部の授業で再現
京都橘大学は7日、臨床現場に近い学びを実現するためVR(仮想現実)技術を活用した新たな看護教育を展開していることを発表した。
近年、医療現場では患者のプライバシー保護や安全管理の観点から、看護学生が実際に現場に立ち会える機会が限られてきている。かつては臨地実習で学ぶことができた技術や対応の流れが、現在では見学にとどまる場合も多く、教育機会の確保が課題となっていた。
そこで同学では、「現場での学びを仮想空間で再現する」ことに着目し、看護学実習の一部にVR導入を進めてきた。
看護学部看護学科4回生の正課科目・総合看護学実習では、VRを活用した体験型実習として、学生はヘッドマウントディスプレイを装着し、実習ガイダンス、医療機器を含めた治療環境の理解、患者の全身状態観察など、複雑な医療状況を仮想空間の中で何度でもシミュレートすることができる。
今後は、VR実習の対象領域をさらに広げ、術後観察や多職種連携、在宅看護のシナリオなど、より多様な医療現場の再現に取り組む予定。さらに、その他の医療系学科との連携によるシミュレーション教育にも注力し、チーム医療の基盤となる横断的な学びを強化していくという。
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