2025年8月29日
ライフアカデミア、高校受験を塾なしで挑む割合や通塾しない理由をアンケート調査
ライフアカデミアは27日、中学生の子を持つ150名を対象に実施した、高校受験における通塾の現状に関する調査結果を発表した。
それによると、中学生全体の通塾率は、公立中学校で64.8%、私立中学校で44.0%。公立中学校に通う生徒の方が、私立中学校の生徒よりも20%以上高く塾に通っていることがわかる。
私立中学校は中高一貫校が多く、高校受験の必要がない生徒もいるため、公立中学校よりも通塾率が低い傾向にあると考えられる。
高校受験をする中学生の通塾率は67.69%であるのに対し、高校受験をしない中学生の通塾率は10.00%。高校受験をする生徒の約7割が塾に通っている一方で、受験をしない生徒のほとんどは塾を利用していないことがわかる。アンケート結果を見ると、多くの中学生が高校受験対策を目的として塾に通っていると判断できる。
塾に通い始める時期は、公立中学校では中学1年生が46.51%と最も多く、私立中学校では中学2年生が75.00%で最多。
公立中学校の場合、半数近くが中学入学と同時に塾に通い始める一方で、私立中学校では中学2年生から通い始める生徒が大多数を占めるという対照的な結果となった。公立と私立で通塾を開始する学年に違いが見られる背景には、高校受験の有無や、学校の授業の進度が影響していると考えられる。
高校受験の勉強を始める時期で最も多かったのは「中学3年生の春」で28.8%。次いで「中学2年生」が26.5%、「中学1年生」が23.5%となっており、中学3年生になる前から受験勉強を開始する生徒が半数以上を占めることがわかる。
一方で、中学3年生の夏から始める生徒は14.4%、9月以降に始める生徒も5.3%いるなど、本格的な勉強の開始時期には個人差がある様子。
塾に通っていない中学生のうち、塾以外の学習サポートを「利用していない」生徒は58.0%、「利用している」生徒は42.0%。約6割の生徒が学校の勉強を中心に学習を進めている一方で、約4割は通信教育や家庭教師などを活用して塾の代わりとしていることがわかる。塾なしで受験に挑む場合でも、何らかの学習サポートを併用する家庭は少なくない様子。
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