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2025年12月12日
KADOKAWA、『友だち以上恋人未満の人工知能 言語学者のAI倫理ノート』発売
KADOKAWAは、新感覚のAI倫理入門書『友だち以上恋人未満の人工知能 言語学者のAI倫理ノート』(著:川原繁人)を2026年2月16日に発売する。
生成AIの急速な普及を背景に、「AIをどう使うか」だけでなく「AIとどう付き合うか」を子ども・若者世代に問いかける一冊で、中心となるのは、著者とAIが”共作”した十編の会話劇「AI夢十夜」。AIとの友情や依存、恋愛感情にも似た心理、有料サブスク化、情報流出リスク、ジェンダーバイアス、環境負荷など、教科書だけでは扱いにくいテーマをショートストーリーとして描き出す。物語の後にはAIキャラクターによる用語解説と、著者による「幕間エッセイ」が続き、読み物としての面白さとAIリテラシー教育の両立を図っている点が特徴だ。
AI依存やスマホ・チャットへの過度な没入、銀行口座のスクリーンショットをAIに送ってしまう危険性、「女性らしい」AI音声に潜むジェンダーバイアス、生成AIが消費する電力・水資源といった環境問題など、扱うテーマは多岐にわたる。AIを人格化しすぎることで、人間同士の関係構築力が弱まるリスクにも踏み込むなど、単なる「便利さ」の紹介にとどまらない構成となっている。
著者の川原氏は慶應義塾大学言語文化研究所教授の言語学者で、かつてはAIに批判的だった立場。自身が「2週間のAI依存体験」を通じて感じた違和感と誘惑が、本書の出発点になっているという。「AIと雑談してしまう弱い自分」とどう折り合いをつけるかという、ユーザー側のリアルな視点も随所に盛り込まれている。
四六判・222ページ、定価は1980円(税込)。
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