2026年1月13日
安心計画、「3D-CAD×AIを活用した大学授業」の実施結果を公開
安心計画は9日、九州産業大学建築都市工学部住居・インテリア学科の「3D-CADと生成AIを導入した特別講義」(2025年12月4日~25日)の実施結果を公開した。
同プログラムは産学連携による次世代の建築人材育成を目的とした試みで、今回公開したのは、講義を終えた学生へのアンケート結果に基づき、最新のデジタルツールが設計スキルの習得や実務意識の醸成にどのような効果をもたらしたのか、その検証結果の内容。
同授業は、同社とLibWork、同大香川治美研究室との共創で開発された教材を使って、住宅設計の実務で使用されている3D-住宅CAD「Walk in home」と、建築生成AI「タノモシカ」を大学教育に導入した実践型プログラムで、学生は3人1組のチームになって、プランニングから3D化、AIによる表現補助、最終プレゼンテーションまでを一貫して体験した。
検証結果によると、まず、直感的な操作が可能な3D-CADとAIを組み合わせることで、設計経験の有無差に関わらず、短期間でアイデアを形にすることができ、その結果、限られた時間内で発表までやり遂げられ、「自分にもできる」という自信と、設計に対する意欲の向上に繋がったという。
また、3Dモデリングで、天井高や動線、家具配置を体感的に理解しながら設計を進行し、「図面上の数字ではなく、実際の暮らしを想像しながら考える力が養われた」といった、平面図中心の学習では得られにくい成果が見られた。
さらには、意匠デザインだけでなく、耐震性や断熱性能を数値で確認しながら設計を進めた結果、多くの学生に「安全性とデザインを両立させる」という実務的な視点が芽生え、根拠ある設計の重要性を学ぶ機会にもなったほか、AIを単なる自動化ツールではなく、アイデア発想の補助や表現を洗練させる道具として活用し、その過程で、多くの学生が「設計意図を言語化する力の重要性」に気づくという教育的効果も見られた。
このほか、3人1組のグループワークで役割分担、意見の共有、合意形成、時間管理など、実務で求められる協働スキルを体験的に学ぶ機会を提供することができ、受講した学生からは、「設計は個人作業ではなく、対話と共有によって完成度が高まるものだと理解できた」という声も多く寄せられた。
また現在、同授業の集大成として、学生が3D-CADとAIを駆使して作成した住宅プランの「一般投票コンテスト」を、1月31日まで実施中。
【特別講義の概要】
実施期間:2025年12月4日(木)~12月25日(木)
授業形式:3人1組(14チーム)のグループワーク
内容:CAD操作習得/住宅設計/耐震・省エネ性能の検討/AI活用/発表
【一般投票コンテスト」概要】
投票期間:2025年12月26日(金) 〜2026年1月31日(土)
課題内容: 仮想の施主を想定し、自由な発想と最新技術で作成した住宅プラン
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