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2026年1月19日
アイコム、「トランシーバーを使った防災教材」を全国の中学教員に無償貸与
アイコムは16日、中学教員向け教材「無線機を使った防災訓練の教育プログラム」を開発し、免許や資格がなくても交信できるトランシーバー20台をセットにして、希望する全国の中学校に無償貸与すると発表した。

1月16日から無償貸与の受付けを開始しており、3月には私立桃山学院中学校(大阪市)で生徒たちを対象に、同教材を活用したデモ授業を実施。このデモ授業を皮切りに、全国の中学校に、スマホとの違いやトランシーバーの使い方などをまとめた動画(画面キャプチャ)とロープレ訓練をセットにして無償貸与していく。
また教材には、教員用の指導マニュアルや生徒用のワークシートなど授業に必要なツール一式を同梱。スマホではなくなぜトランシーバーが災害時に有用なのかの解説やそもそもの機器の使い方を説明する動画も付いている。
同プログラムは、無線機の解説動画の視聴(9分)から始まり、ロールプレイング形式の防災訓練(20~30分)と訓練後のレビュー(5分)を行う3部構成で、教員は1コマ(50分間)で終えることができる。
防災訓練中の生徒の連絡手段は、チームごとに4台配布されるトランシーバーで、教員も1台持ち、ルール説明などの進行役を担う。プログラムは最大40人程度が参加できるように組まれており、生徒たちに課されたミッションは、「避難者の人数や年齢を把握して安全な場所に誘導し、食料を必要分確保すること」。
このミッションを完遂するために生徒たちは、避難者を発見するチームと、避難者に必要な食事の情報を集めるチーム、非常食を見つけるチーム、全体に指示をする作戦本部チームの4チームに分かれ、各チームには「話し方の例」や「必要な情報を記載するメモ欄」が書かれたワークシートを配布。
その後、教員があらかじめ校舎内に置いておいたA4サイズのカードを探しに、生徒は教室を出る。カードには任務完遂に必要な情報がチームごとに記載されており、カードを見つけると、生徒同士は「こちらAチームです。1階の廊下で大人5人の<避難者カード>を見つけました。大人5人です」、「こちらBチームです。スタート地点の教室でパン30個の<非常食カード>を発見。30個です」「こちら本部です。Aチームは、教室に戻ってください。教室です」といった具合に、連携をとる。
終了後は、参加者全員でレビューを行い、「もし、無線機がなかったらどうなっていたか?」、「無線機のどんな特徴が役に立ったか?」など、教員が質問を投げかけ、生徒に振り返りの場を与えることで、学習内容の定着を図っていく。
「無償貸出」概要
対象:中1~中3生向けに授業をする教職員
人数:1回あたり40人程度まで
方法:教材の送付(同社からスタッフの派遣はしない)
教材の主な内容(3部構成、45~50分程度):
①無線機の使い方や仕組み動画視聴(約9分)
②災害時を題材にしたトランシーバーを使うアクティビティ(約20~30分)
③レビュー(約5分)
貸出期間:授業キット到着日から、休日を含む14日間(15日目までに同社宛てに発送)
費用:無料
申込締切:授業キット到着希望日の3カ月前の月末
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