2026年5月25日
環境問題、保護者の約9割が「日常生活の中で意識している」と回答=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は21日、子どもがいる親世代217人を対象に実施した、「環境問題に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、保護者ら217人に、「SDGsや環境問題(地球温暖化、プラスチックごみなど)に対する関心度」を聞いたところ、「非常に関心がある」(88人)と、「やや関心がある」(117人)を合わせて約9割以上の保護者が「日常生活の中で環境問題を意識している」ことが分かった。

一方、「子どもは学校やニュースを通じて、環境問題に興味を示していると感じるか?」と尋ねたところ、「非常に感じる」(18人)と「やや感じる」(81人)を合わせると約5割になり、約半数の保護者が子どもの環境問題への関心を実感しているのが分かった。
近年、学校教育でのSDGs学習の普及や、TV、インターネット、SNSなどを通じた情報接触の増加で、子どもたちが環境問題について知る機会が大きく広がっており、今回の結果からも、環境問題への関心が一部の層に限られたものではなく、多くの家庭で「共通のテーマ」になりつつあるのが伺える。

また、「子どもが環境問題に興味を持つことで、意識や行動にどのような変化が期待できると思うか?」と尋ねたところ、最も多かった回答は「節電やゴミの分別など、身近な生活習慣が環境配慮型に変わる」(168人)。子どもが環境問題を「知るだけ」で終わらせず、日常の行動に落とし込み、家族として一緒に取り組みたいという保護者の思いが伺える。
以下、「家庭内で環境に関する質問や会話が増える」(105人)、「ニュースや本で自ら調べ始めるなど、探究心が深まる」(97人)が続き、子どもの興味が家庭の会話を生み、自発的な学びにつながることへの期待も伺える。保護者が子どもに求めるのは、環境知識の習得にとどまらず、「実践する・発信する・自ら学ぶ」という主体的な姿勢であるのが読み取れる結果になった。

「家庭内で環境問題について親子で会話する頻度はどのくらいか?」との質問では、「あまり話さない」(83人)、「全く話さない」(14人)、「会話したいが、何を話したらいいか分からない」(20人)を合わせると、5割を超える保護者が環境問題を子どもとほとんど話せていないことが明らかになった。

一方、「環境のために、家庭内で継続して行っている取り組みなどはあるか?」と尋ねたところ、「ゴミの分別・リサイクル」(183人)、「マイバッグ・マイボトルの持参」(176人)などが挙げられ、回答者のほぼすべての家庭が何らかの環境配慮行動をすでに継続していることが明らかになった。

「家庭内で環境問題について考える時、難しく感じることなどがあるか?」との質問には、「子どもに分かりやすい教材がない」(82人)、「親に専門知識がなく教えられない」(79人)が上位に挙げられた。子どもに環境問題を伝えたいという思いはあるものの、教材や知識、教え方への不安から一歩踏み出せずにいる保護者の姿が伺える。

最後に、「今後、学校や塾などの教育現場で、環境問題への取り組みとしてどのような実施を期待するか?」と尋ねたところ、約9割の保護者が教育現場での環境への取り組み強化を期待していることが明らかになった。
なかでも、「体験学習の実施」(177人)が最多で、次いで「親子参加型のワークショップの開催」(107人)と続き、子どもだけが体験するのではなく、親子が一緒に体験・対話しながら学べる場への期待が高まっているのが伺える。
この調査は、子どもを持つ親、親族に子どもがいる人を対象に、4月3~22日にかけて、「紙回答」の形で実施した。有効回答数は217人。
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