2013年8月29日
つくば科学万博記念財団/科学を楽しむ力を引き出す「科学映像撮影・編集教室」を開催
つくば科学万博記念財団は夏休み期間を利用して、「つくばエキポセンター」を活用する受講者参加型のイベント「科学映像撮影・編集教室」を開催した。
目的は、科学の普及啓発活動、科学のリテラシー向上活動の一環として、映像を通して科学を理解し、楽しむ力を引き出すための「場」をこども達に提供すること。また、財団が主催団体の1つとなって開催する、こども達の“科学する心”を育てることが目的の「全国こども科学映像祭」への作品応募を促進すること。
講師のメンバーにはプロの講師に加えて、つくば市教育委員会でICT教育を担当している教師や、教育現場でICT教育を実践した教師も参加している。
3日の「科学映像撮影教室」では、映像作りの基本的な流れや、必要な考え方の説明の後、パンやズームなど実践的な映像撮影のテクニックの指導を行った。
その後「ロケーションハンティング(下見)」「構成」「撮影」と、映像制作の流れに沿って撮影体験を行った。
参加した小学5年生の栗村愛美さんは、「撮影が難しかったけど、楽しかった」と感想を語った。
17日の「科学映像編集教室」では、撮影したものを見る人にわかってもらうために必要な考え方やテクニックのレクチャーを受け、一人一人に用意された編集用のパソコンを使って編集作業を行った。
作品完成後には作品鑑賞と講評が行われ、講師からはナレーションの工夫、カットのつなげ方やテーマ表現の仕方など具体的なアドバイスが送られた。
中学1年生の飯島拓望さんは、「父がビデオの撮影や編集をしているのを見て、今まで自分でもやってみたいと思っていた。自分で作ることができて楽しかった」と、二日間の感想を語った。
財団では、これまでに教室の受講者が作った映像作品が「全国こども科学映像祭」において連続して表彰されており、今後も、科学映像作品製作をサポートして受講者のスキルアップを図り映像祭への作品応募増加に繋げたいとしている。
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