2019年4月18日
8割以上の受験生が「大学入学共通テストの対策をせず」=エンライク調べ=
エンライクは、同社が運営する「じゅけラボ予備校」で、大学受験対策を始めている生徒120人を対象に、「大学入学共通テストの対策について」のアンケートを実施し、その結果を17日に発表した。
それによると、2020年度から始まる新入試制度の対策を何かしているか尋ねたところ、「すでにしている」と答えたのは、わずか17%だけ。
58%が「始めたいが何をすればよいか分からない」と回答し、25%が「まだ取り掛かっていない」と答えた。
つまり、すでに大学受験対策を始めているのに、そのうちの8割以上の生徒が、新入試制度のもと行われる大学入学共通テストや英語の4技能化のための対策はできていないというのが現状。
自分が受験する年度には受験制度が変わってしまうと分かっているにもかかわらず、8割以上の生徒がこれまでと同じ大学受験対策をしていることが判明した。
しかも、「新入試制度の大学受験対策をしている」と答えた生徒も、実際には何をやっているかというと、全員が、対策をしている塾・予備校に任せているようだという。
新入試制度については、塾や予備校でさえ対策が遅れており、生徒個人や家庭で独自に対策するのは困難なのも確かだという。
「じゅけラボ予備校」では、新入試制度の大学受験に向けてどんな対策をしたらいいのか分からないという生徒に向けて、「大学入学共通テスト対策講座」を実施。
また、「大学入学共通テスト」や「大学入試英語成績提供システム」について、2020年度以降の新入試制度に関する情報をホームページに掲載している。
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