2013年10月2日
NTTデータ/サイバー攻撃の手法・被害を迅速に特定する専門組織「フォレンジック・ラボ」を設立
NTTデータグループは9月30日、サーバールームの入退室管理から、モバイルサービスを含むアプリケーションまでを総合的にセキュリティー管理するトータルマネージドセキュリティーサービス(TMSS)の強化を目的として、「フォレンジック(*1)・ラボ」を、1日に設立した。
サイバー攻撃の高度化に伴って、攻撃手法や被害の特定が困難になりつつあると同時に、日本企業は、そのグローバル化とともに、証拠開示請求なども求められる状況にある。
これら課題に対応するため、既存の取り組みに加えて、マルウエア解析技術や証跡保全、分析技術などのデジタル・フォレンジック分野の先行的な研究開発を行う専門組織「フォレンジック・ラボ」を設立し、TMSSを強化する。
NTTデータグループでは、フォレンジックサービスを加えたTMSSの展開を進め、2016年にグローバル市場で100億円の売り上げを目指す。
(*1) フォレンジックとは、セキュリティーインシデントや法的紛争、訴訟が発生した際に、不正行為に関する電子的な痕跡を収集し、裁判等での証拠とするために必要な科学的調査手法や技術を指す。デジタル・フォレンジックとも言われる。
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