2021年3月19日
中学受験ナビ、保護者ら970人を対象に「中学受験に関する調査」を実施
マイナビは18日、同社の保護者向け受験情報サイト「中学受験ナビ」が、中学受験を検討する小学生以下の子どもがいる保護者と、中学受験を経験した現役大学生・大学院生の計970人を対象に実施した「中学受験に関する調査」の結果をまとめ発表した。

この調査は、家庭教師紹介事業「東大家庭教師友の会」を運営する「トモノカイ」社と共同で実施したもので、中学受験を検討する子どもがいる保護者の不安や悩みを明らかにするとともに、すでに中学受験を経験した現役大学生・大学院生に、当時の中学受験の取り組み方などを調査した。
それによると、子どもと過ごす時間が十分に取れているか尋ねたところ、共働き世帯は74.5%(「十分に取れている(21.8%)」+「まあまあ取れている(52.7%)」)、共働きでない世帯は72.2%(「十分に取れている(19.8%)」+「まあまあ取れている(52.4%)」)で大きな差はなく、共働き世帯の方が2.3pt多い結果となった。
中学受験の塾選びで困ることがあるかを尋ねたところ、共働き世帯は71.6%、共働きでない世帯は53.2%が「ある」と回答し、その差は18.4%。
共働き世帯は仕事があるため、塾に関する情報収集や、子どもと相性の良い塾をじっくり見極めること、塾への送迎時間の確保が難しい、などに起因すると考えられる。
送迎については、それを必要としない通信教育や家庭学習を選択するケースもあるが、通信教育や家庭学習で中学受験を乗り越えられるのかという新たな不安や困りごとが発生していることも想定される。
子どもへのサポート方法についてどのようなことに悩むか聞いたところ、共働き世帯と共働きでない世帯ともに「やる気の引き出し方・モチベーション管理」が1位となった。
一方、中学受験を経験した大学生・大学院生に対して、中学受験のモチベーションを維持するためにしていたことや親がしてくれたことを尋ねると、「息抜き・気分転換」9.3%が1位となり、次いで2位が「ご褒美」7.4%、3位「中学の情報をみる」6.9%となった。
全体の傾向として、親の日々の寄り添いや、明るい未来を想像して自身を鼓舞するという意見が多く見られた。
この調査は、中学受験を検討する小学生以下の子どもを持つ保護者と、「トモノカイ」会員のうち中学受験を経験した現役大学生・大学院生を対象に、2020年10月6日~12月17日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は970人(保護者:401人、大学生・大学院生:569人)。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













