2021年3月22日
東京女子大、小田浩一教授が共同開発した読書評価テスト日本語版のiPadアプリがリリース
東京女子大学は18日、現代教養学部の小田浩一教授が研究開発した読書評価テストMNREAD(エムエヌリード)日本語版iPadアプリがリリースされたと発表した。
MNREADは、ミネソタ大学ロービジョン研究室が開発した視力検査法。ランドルト環(Cの文字)などを用いた一般的な視力検査とは異なり、意味のある文章を読んで読みやすい文字の大きさや読書速度を測る。目の感覚障害などで読みの困難のある人のパフォーマンスを測定することで、有効な支援の判断に活用できる。
検査結果の信頼性の高さは世界的に評価されており、日本でも病院やリハビリテーションの場で導入が進んでいるが、従来のMNREADは手動での計時や計算を要するため、一人での実施が難しかった。
しかし、iPadアプリの開発によって計測が容易になり、2月15日に日本語版を含めた新バージョンがリリース。アプリをダウンロードし、言語オプションの中から日本語版を選択することで、日本語によるMNREAD検査が可能になる。アプリの試用は無料だが、本格的な利用には、日本語モジュールの購入が必要。
なお、MNREAD日本語版に関する研究は同大学小田研究室とミネソタ大学ロービジョン研究室との共同で、研究開発は日本医療研究開発機構(AMED)の研究補助を受けた。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)