2021年8月10日
日本大学とSpace BD、超小型衛星放出技術実証ミッションに関する業務提携を締結
日本大学とSpace BDは5日、新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」の1号機において、JAXAの超小型衛星の放出技術実証ミッションに対し、同大学開発の超小型衛星の打上げに係る準備作業全般に関する業務提携を締結したと発表した。
同大学理工学部 航空宇宙工学科は、2020年4月の奥山圭一教授着任のもと、超小型衛星の開発を開始。「HTV-X」初号機に搭載する「てんこう2」はSpace BD協力のもと、2018年に打ち上げた地球低軌道環境観測衛星「てんこう」の後継機で、大きさ約30㎝×約20㎝×約10㎝、重さ約12kgの超小型衛星。
高エネルギー荷電粒子検出器を搭載し、地球低軌道周辺の高エネルギー粒子の空間分布などを観測。高解像度のカメラを用いた地球観測、またアマチュア無線帯を用いた新しい宇宙通信技術の確立なども行う。
さらに、同大学理工学部と芸術学部が連携する「宇宙×エンタメ」ミッション、「N.U Cosmic Campus」に取り組む。世界中の人たちと一緒に曲を作ったり、絵を描いたりするアート活動で、世界と宇宙が一つのキャンパスになったかのような体験を提供する予定。
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