2021年8月30日
コロナ禍の育児の悩み、子どもが「TV・スマホを見すぎる」が圧倒的=小学館「HugKum」調べ=
小学館第1児童学習局が運営する育児メディア「HugKum(はぐくむ)」は、同メディアWeb会員の親(男女)1090人を対象に実施した、「コロナ禍における子どものおうち遊び」に関する調査の結果をまとめ、27日に発表した。
それによると、「コロナ禍での子どもの活動で増えたものは何か?」との質問では、「TVを観る」(624人)が圧倒的に多く、次いで「ゲームをする」(496人)が2位。また、「本を読む」(395人)という子どもも増え、おうち時間を有意義に活用している様子も伺えた。
一方、「コロナ禍での子どもの活動で減ったもの」を聞いたところ、「友達と遊ぶ」(607人)、「外遊び」(491人)、「公園に行く」(385人)といったアクティブな遊びが目立った。
「コロナ禍で子どもの気になる行動」を聞いたところ、「ゲームやスマホを見過ぎる」(615人)が最も多かった。背景には、親の在宅勤務で静かにしてもらうためTVやゲームに頼りたくなることがあるかもしれない。
このほか「イライラしていることが増えた」(208人)、「情緒不安定」(126人)といった精神的な不安を感じている子どもも増えている。思い切り運動できなかったり、友人との遊びが減ったことで、子どもの成長に不安を感じている様子が伺える。
また、「子どものどんな能力を伸ばしたいと考えているか」について聞いたところ、「創造力」(496人)が1位に。自分で考え創り出す力は、これからの未来を生きる子どもたちに必要な能力と考えられている。
次に多かったのは、学習でも必須の「集中力」(453人)。このほか、「表現力」(384人)、「コミュニケーション能力」(336人)なども多かった。
この調査は、「HugKum」 WEB会員の親(男女)を対象に、4月27日19:00~5月10日23:59にかけて、アンケートをとった。有効回答数は1090人。「HugKum」は、月間約800万PV、500万UUを集客する、未就学児〜小学生の子どもを持つ親向けの育児・教育情報メディア。
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